圧倒的情報量で時間を忘れて楽しめる「鈴木敏夫とジブリ展」所要時間、混雑状況、グッズ

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圧倒的情報量で時間を忘れて楽しめる「鈴木敏夫とジブリ展」所要時間、混雑状況、グッズ アート
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「鈴木敏夫とジブリ展」が東京・天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで開催中です。

2019年に東京・神田明神で開催後、長崎、京都での巡回展を経て、新たに展示品を増やしてパワーアップして戻ってきた本展。

この東京展から初公開となる<千と千尋の神隠し>の世界を表現した巨大空間「油屋別館」が目玉となっています。

「油屋別館」をはじめ、目を惹くフォトスポットも多いですが、展示内容は鈴木敏夫さんの学生時代からの歩みとクリエイションの歴史を紹介するのがメインです。

高畑勲、宮﨑駿両監督との関係性や、スタジオジブリ設立秘話などジブリ映画を見て育った私にはとても興味深い内容で、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。

この記事では「鈴木敏夫とジブリ展」の会期やチケット、音声ガイドなどの概要、フォトスポット中心の展示内容の紹介、所要時間や混雑状況、グッズなどの紹介と、私個人の感想をまとめています。

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「鈴木敏夫とジブリ展」開催概要

  • 会期:2022年7月1日(金)~9月7日(水)※休館日が発生する場合あり
  • 開館時間:10:00~20:00 ※最終入場は19:30まで
  • 会場:寺田倉庫B&C HALL/E HALL
  • 住所:〒140-0002 東京都品川区東品川2-1-3

会場の「寺田倉庫B&C HALL/E HALL」はりんかい線、または東京モノレール羽田空港線の天王洲アイル駅より徒歩約5分の場所にあります。

天王洲アイル周辺には無料のアートギャラリーやパブリックアート、お洒落なカフェなど多数あるので周辺で丸一日楽しむことができます。

観覧料金について

チケットは1時間ごとの日時指定予約制で販売中。

ローチケ、日テレゼロチケで購入できます。

枠に余裕があれば当日券の販売もしているそうですが、週末は混雑が予想されるので事前に購入することをおすすめします。

また、通常のチケットとは別に「油屋別館」にある冷やし足湯利用券&油屋別館オリジナル手ぬぐいが付いたチケットも販売しています。こちらは数量限定ですので気になる方はお早めに。

一般チケット冷やし足湯利用券
&手ぬぐい付きチケット
一般1800円2600円
中・高校生1500円2300円
小学生1100円1900円

ローチケはこちらから

日テレゼロチケはこちらから

※会場近くにはローソン・ミニストップがないようなので事前にチケットは発券しておいたほうがいいです。

音声ガイドについて

「鈴木敏夫とジブリ展」では有料の音声ガイドが用意されています。音声ガイドは、鈴木敏夫さんと交流がある神田伯山さんが務めています。

音声ガイドの料金は600円。会場で機器を借りるタイプの音声ガイドです。

展覧会アンバサダーの滝沢カレンさんも登場し、まるでラジオを聴いているような雰囲気でとても聞き取りやすかったです。

鈴木敏夫さんのインタビューも収録されており、さらに楽しむことができる充実した内容となっていました。

また、音声ガイドを利用すると、特別冊子「名古屋の鬼ばばあ」が貰えます。

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32Pの冊子で、掲載されている作品は3つ。

1つは鈴木敏夫さんの長女である鈴木麻実子さんが、父方の祖母との楽しくも強烈な日々を回想する表題作「名古屋の鬼ばばあ」。

残りは鈴木敏夫さん当人が書かれた「人生の師は映画だった」、鈴木敏夫さんの元部下である渡邊隆史さんの「サハラ砂漠で会おう!鈴木敏夫は人生を編集する」2本のエッセイを収録し、鈴木敏夫さんの原点や仕事論に迫る特別冊子となっています。

「鈴木敏夫とジブリ展」の展示内容について

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天王洲アイル会場周辺には至る所に展覧会の看板が立っています。

会場の入り口は天王洲運河沿いにあります。

私は土曜の午後のチケットを購入していたのですが、入場開始時間にはすでに会場前に並ぶ列が出来ていました。

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少し待って会場に入ると、エントランスエリアではジブリ作品のビジュアルを背景に鈴木さんが書いた文字が立体化されて吊るされたものが展示されています。

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バルス!が力強い!

「千と千尋の神隠し」のメインビジュアルが展示室前にお出迎え。ここから先はしばらく撮影禁止エリアが続きます。

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展覧会は6つの章と大型空間「油屋別館」で構成されています。

第1章「四半世紀の原風景~少年時代の思い出~」

子供時代に作った工作や読んだ漫画などが紹介されています。

鈴木敏夫さんが幼少期に過ごした、自宅の四畳半の片隅を再現したものも展示されています。

漫画雑誌をすべて捨てずに部屋に溜め込み、繰り返し読んでいたということもあり、すごい漫画の量でびっくりします。

第2章「東京へ~激動の大学生活~」

学生時代に鈴木敏夫さんが読んできた本や映画などを中心に紹介しています。

小説、ノンフィクション、詩集、評論、人類学や社会学の本、歴史本にいたる幅広いジャンルを読まれていることがわかります。

映画もすごい数の作品を鑑賞し、記録をとっており、若いころから膨大な量のインプットをされていたことがわかります。

第3章「アニメージュへの道~雑誌記者・編集者として~」

徳間書店時代の仕事が網羅されています。

アニメ情報誌「アニメージュ」の誕生から高畑勲・宮崎駿監督との出会い、ナウシカを作って成功に導いた話などを展示。

アニメージュ編集長になったときの「10の教え」には、「みんなを楽にしてやれ」という言葉がいくつも見られ、リーダーとしての鈴木敏夫さん考え方も垣間見ることができます。

仕事に対する考え方など、なるほどと思う内容もとても多かったです。

第4章「時代を読む眼~ジブリとメガヒットはこうして生まれた~」

ナウシカのヒットを受け<柳川堀割物語>、<天空の城ラピュタ>の制作に突入し、その拠点として作られたスタジオジブリの設立秘話を紹介。

展示は2階にも続いており、階段がフォトスポットになっています。

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階段を登ると空を飛んだトトロと写真が撮れます。

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振り向くと鈴木敏夫さんが神田伯山さんの襲名式のお祝いで贈った幕が展示されています。

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2階では同時上映だった<となりのトトロ>と<火垂るの墓>のキャッチコピーがどのように生まれてきたかなども紹介されており、とても面白かったです。

こちらにも大・中・小のトトロのフォトスポットが。あの「夢だけど夢じゃなかった」のシーンですね。

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2階には小さな穴にミニチュアのジブリの世界が広がっている「のぞいて見てね!」エリアがあるのですが、それを見るために驚くほど長蛇の列が出来ていました。

私は並んで見るのをあきらめましが壁にみっちりと人が並んでいるので他の展示もかなり見にくかったのが残念です。

2階の後半にはタイトル、コピー、ビジュアルの三位一体で考えられた映画のポスターの数々が展示されています。

ポスター以外にも、チラシやテレビ、インターネットなど時代とともに宣伝媒体が移り変わる中、ジブリが一貫してこだわってきた新聞広告などもまとめて展示されています。

第5章「プロデューサーからクリエイターへ~書家、作家としての多彩な才能~」

<かぐや姫の物語>の題字など、味わいある文字を書くことでも知られる鈴木敏夫さんの書家、クリエイターとして生み出した作品が展示されています。

第6章「鈴木敏夫の本棚」

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鈴木氏が選んだ8,800冊を展示しています。

今回の展示で鈴木敏夫さんは「自分の持っている本を一か所で展示してほしい」と要望しており、それが形となり巨大な図書館のような空間が生まれました。

鈴木敏夫さんの隠れ家である「れんが屋」をイメージした空間となっており、壁紙は大好きだというウィリアム・モリスで彩られています。

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このエリアは写真撮影がすべて可能となっていました。メインの本を読むカオナシと一緒に写真を撮るのはもちろん、気になった本などメモ代わりに撮影するのもいいと思います。

ところどころに鈴木敏夫さんの書家としての作品や、ジブリキャラが置かれていたりします。

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千と千尋の神隠しの世界が再現された巨大空間「油屋別館」

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東京展の大きな見どころのひとつが、初公開となる「油屋別館」です。

湯婆婆と銭婆のおみくじを引けるのと、グッズ売り場に出店、冷やし足湯などがあります。

本棚のエリアから、提灯と風鈴が無数に吊るされた通路を通っていくと辿り着くのが「油屋別館」。

この通路もなかなかフォトジェニックです。

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「油屋別館」に入るとすぐに姿を現すのが巨大な湯婆婆。

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後ろには銭婆がいます。

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どちらも口の紐を引くと番号が書かれており、横にある同じ番号の棚からおみくじが引けるようになっています。

ちなみに湯婆婆が恋愛、銭婆が開運おみくじとなっています。

私は開運おみくじを引いたら、見事に「大凶」が出ました。

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後々調べるとこのおみくじは「大凶」が多い、ちょっと辛めのおみくじになっているようです。

出店では、アイスキャンディと、イモリのクロヤキチョコレートが販売されています。

私が行ったときはすでに気になっていたイモリのクロヤキチョコレートは完売していました。残念。

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特典付きチケットを購入した人は、冷やし足湯にも入ることができます。

なんと「万葉倶楽部」が監修。

先にお湯に入っているオオトリさまと一緒に、展示を見てまわって疲れた足を癒せます。

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千尋の両親がごちそうを食べて豚になってしまった食堂や、油屋に架かる橋や、サイネージの前に立つとカオナシになった自分の姿が画面上に現れる「カオナシなりきりAR」などフォトスポットも満載でした。

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グッズコーナーについて

油屋別館にあるグッズコーナーでは書籍からフード、キーホルダー、雑貨などかなりの種類のグッズが販売されています。

公式図録も売られており、公式図録を買うと音声ガイドでもらえた「名古屋の鬼ばばあ」の他に「読書道楽」という冊子がもらえるようです。

また、グッズは来場者限定でオンラインで購入することもでき、家に帰ってからゆっくり買いたいという方はグッズコーナーにあるオンラインコードをメモしておきましょう。

「鈴木敏夫とジブリ展」の所要時間、混雑状況、感想

私は土曜日の昼間に行きましたが、かなり混雑しており、見るのを諦めた展示もあったほどでした。

ゆっくりと見るなら平日か、週末であれば早い時間がおすすめです。

展示量はかなり多く、ちゃんと見るなら少なくとも2時間半は必要です。

じっくり見るなら3時間以上はかかると思います。

鈴木さんが読んだ書籍や観た映画、関わった仕事の資料の展示がほとんどなので、ジブリの原画やイラストなどが見たい方には向いていないかもしれませんが、ジブリ展ならではのフォトスポットも随所にあり、ジブリが好きな人ならきっと楽しめる内容だと思います。

ということで、「鈴木敏夫とジブリ展」の超個人的なオススメ度は…。

★★★★☆

あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。

これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。

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