東京からのアクセスもよく、栃木県を代表するリゾート地の那須。大自然や、動物との触れ合いを楽しめる場所など有名な観光スポットは数多くあります。
今回はその中でも那須ならではのアートを体感でき、素敵な「映え写真」も撮れるスポットを7つご紹介します。
自然と融合したアート作品やゆっくりと過ごせる美術館、話題の建築家が設計した美術館など、小難しいことを考えずに気軽に楽しめるおすすめの場所です!
奈良美智が手がける那須の美術館「N’s YARD」
- 場所 〒325-0103 栃木県那須塩原市青木28-3
日本を代表する現代アーティストの奈良美智(ならよしとも)さんの個人美術館「N’s YARD(エヌズヤード)」。
自然豊かな場所でゆっくりと素敵な作品が鑑賞できる注目のスポットです。
施設内の作品はほとんどが撮影可能。奈良さんの作品と一緒に写真が撮れるのは嬉しいですよね。
また、施設内にカフェやオリジナルグッズが並ぶショップも楽しめます。
↓↓「N’s YARD」については詳しくこちらの記事で書いています↓↓
影絵作家の巨匠藤代清治さんの常設美術館「藤城清治美術館 那須高原」
- 場所 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本203-43
日本を代表する影絵作家「藤代清治」が生涯かけて創り上げる初の常設美術館である館「藤城清治美術館 那須高原」。
那須高原の四季の彩りが美しい場所に建つ美術館には、200点以上もの影絵原画やデッサンを常時展示。藤城さんの原点である人形劇からはじまり、影絵となるまで、影絵劇をそのまま再現したシアター型の舞台なども楽しめます。
また、施設内の庭園には藤城さんの生み出したキャラクターシルエット像が展示されています。庭園内にはチャペルもあり、チャペルのステンドグラスも藤城さんのデザインになっていたりと美術館の外まで見どころ満載です。
美術館内は撮影不可なのですが、幻想的な光を生み出す作品は、私の中の影絵のイメージを変えてくれました。
そして、藤城さんの大切にしているものや、作品にかける思いが伝わってくるものばかりで、感動します。
↓↓「藤城清治美術館 那須高原」については詳しくこちらの記事で書いています↓↓
318本の樹木と大小160個もの池が創り出す美しい風景「水庭」
- 場所 〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙 道上 2294-5
栃木県の那須高原にあり、自然と調和したアートや創作活動も楽しみながら過ごせるホテル「アートビオトープ那須」。
そのエリア内にあるアートガーデン「水庭(みずにわ)」は、318本の樹木と大小160個もの池が創り出す美しい風景を見ることができる注目のスポットです。
「水庭」は2018年6月に日本建築学会賞など多数の受賞歴を持つ話題の建築家の「石上純也」さんが手掛けました。
構想から完成まで4年の歳月をかけた水庭は、パリのカルティエ現代芸術財団で開催された「石上純也自由な建築」展(2018年)、上海当代芸術博物館での巡回展(2019年)で紹介され、ヨーロッパからアジアの人々に注目を集めています。
最近では雑誌などにもよく取り上げられ、Instagramでもキレイな写真を見かけます。
広大な敷地の中に作られた自然の中に存在しない風景は、素晴らしいの一言に尽きます。
私が行ったときはあいにくの雨でしたが、それはそれで神秘的な雰囲気で良かったと思っています。
そして、また別の季節や天気のときに行きたいと思える特別な空間でした。
↓↓「水庭」については詳しくこちらの記事で書いています↓↓
アートビオトープ那須に宿泊した感想も別の記事で書いていますので、興味ありましたらそちらも見てみてください。
不思議な伝説の残された景勝地「殺生石」
- 場所 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本
国指定名勝「殺生石(せっしょうせき)」は大昔、中国やインドで悪行をつくした「九尾の狐」伝説にまつわる史跡です。
あたり一面は岩石が転がり、奥には狐が化身したといわれる大きな岩の一部があります。また、周辺は独特な硫黄の匂いが漂っています。
松尾芭蕉もこの地を訪れた際に「石の香や 夏草赤く 露あつし」と俳句を詠んでいたそうです。
殺生石のある場所への道中も、蛇に見える「盲蛇石」や「湯の花採取場跡」などの見所もあります。
中でも個人的に印象的だったのは「千体地蔵」と呼ばれる場所。その名の通り、膨大な数のお地蔵さんが並んでいて何とも不思議な光景でした。
尚、殺生石周辺には「那須温泉神社」や「鹿の湯」などの定番観光スポットもあるのでぜひ併せてチェックしてみてください。
建築家の隈研吾が設計した石の美術館「ストーンプラザ」
- 場所 〒329-3443 栃木県那須郡那須町芦野2717-5
栃木県内でも有数の石の産地である那須町芦野地区。
大正〜昭和初期に建てられた農協の米蔵として使われていた石蔵が残っていましたが、1970年代以降は使われず放置されたままになっていたそうです。
そこで、建築家の隈研吾氏に石蔵の保存・活用、また街づくりのための基本計画を依頼
「建築と文化の接点」「石材での表現の多様化」に重きを置き、敷地全体を1つのアートを鑑賞する散歩道として再構築することに。
芦野で採れた石を使い、薄くスライスして積み上げたり、石壁にいくつものブロック穴を空け、外部と内部を光で繋ぐデザインを造ったりといった手法を用いて造られています。
個人的に隈研吾設計の建物は木のイメージが強かったのですが、石で造られたストーンプラザは固くて冷たいイメージの石を、さまざまな手法を用いて柔らかさやあたたかさがでるようにしているのはさすがとしか言いようがありません。
↓↓「ストーンプラザ」については詳しくこちらの記事で書いています↓↓
こちらも隈研吾設計「那須歴史探訪館」
- 場所 〒329-3443 栃木県那須郡那須町芦野2893
一つ前に紹介した「ストーンプラザ」から徒歩圏内にある「那須歴史探訪館」。
この施設では那須町の歴史に関する史料を追って展示をしているのですが、こちらも隈研吾さんによる設計の建物です。
山の斜面に建てられていますが、元々は中世の芦野城、近世には旗本芦野氏の陣屋があった場所だそうで、隈研吾さんによる設計の建物の陣屋裏門と土蔵、展示館はそれぞれ時代を反映した造りとなっています。
私が実際訪れた時は休館日だったので中に入れていません…。なのでここに書ける情報も少なすぎて悲しくなります。近いうちにリベンジします。
美しい八溝杉のルーバー包まれた「那珂川町 馬頭広重美術館」
- 場所 〒324-0613 栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
その名の通り、歌川広重作品を多く収蔵するこの美術館ですが、こちらもやっぱり隈研吾さんの設計による建物です。
「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとし、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用しています。
美術館全体は、地元産の八溝杉による格子(ルーバー)に包まれ、時間とともに移りゆく光によってさまざまな表情を見せます。内装にも地元の材を使い、壁は烏山和紙、床は芦野石でできています。
結構撮影などでも使われている場所なので見たことある人も多いかもしれません。
私もここでイメージ撮影がされていたNIKE×sacai×clotのスニーカーを履いて訪れたかったのですが、こちらも休館中だったので断念しました。
那須はアートも楽しめるスポットがたくさん
那須旅行におすすめのアートスポットをご紹介しましたがいかがでしょうか?
那須ならではの自然や歴史に基づいたアートや建物を楽しめ、どの場所でも素敵な写真を撮って、旅の思い出作りができます。
少し離れた場所にある施設もありますが、1泊2日であればすべて訪れることは可能だと思います。
もちろん那須には他にも自然が豊かなスポットや美味しいお店、温泉でのんびりするなど魅力がいっぱいです。那須旅行を検討している方はぜひ今回のアートスポットも訪れるリストに入れてみてくださいね。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
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