天王洲のANOMALYで開催「Chim↑Pom from Smappa!Group」の感想

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天王洲のANOMALYで開催「Chim↑Pom from Smappa!Group」の感想 アート
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「Chim↑Pom」から「Chim↑Pom from Smappa!Group」へと改名して、はじめての展覧会「Chim↑Pom from Smappa!Group」が東京・天王洲のANOMALYで開催中です。

森美術館で好評開催中の「Chim↑Pom(チンポム)展:ハッピースプリング」がとてもよい展覧会だったので、早速行ってきました。

本展では改名の由来でもある、歌舞伎町のホストクラブを中心とした企業「Smappa!Group」の協力を得て制作された、新作映像とライトを用いた作品を発表。

そして森美術館でも展示されていた<性欲電気変換装置エロキテル>の別バージョンの新作を見ることができます。

また、「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」の虎ノ門にある別会場でしか見れなかった作品も見ることができるので、まだ虎ノ門に行けていなかった方にもおすすめの展覧会だと思います。

本記事は「Chim↑Pom from Smappa!Group」の開催概要、展示されている作品の内容、所要時間や混雑状況、そして私の個人的な感想をまとめたものになります。

ちなみにChim↑Pomについての詳細などは「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」の感想記事にてまとめています。合わせてご覧いただけると幸いです。

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展覧会の概要

天王洲のANOMALYで開催「Chim↑Pom from Smappa!Group」の感想
会場のANOMALYはTERARADA ART COMPLEXⅠの4階
会期2022年4月27日 (水) – 2022年6月4日 (土)
開廊時間12:00 – 18:00 
※日月休廊
入場料無料
※事前予約不要
会場ANOMALY
住所〒140-0002 
東京都品川区東品川1丁目33−10 
TERRADA Art Complex 4F

ANOMALYは天王洲アイル駅から徒歩約11分の場所にあります。天王洲周辺にはパブリックアートが多数あったり、ANOMALYのあるTERRADA Art Complex Ⅰの他の階や向かいのTERRADA Art Complex Ⅱにも入場無料のアートギャラリーが多数あるので、一緒にギャラリー巡りをするのがおすすめです。

展覧会の内容

天王洲のANOMALYで開催「Chim↑Pom from Smappa!Group」の感想
<Chim↑Pom from Smappa!Group>

ここから展覧会で展示されている作品などの紹介をしていきます。

ネタバレしたくない人はすっ飛ばしてください。

会場の入り口にはネオンサインで作られた<Chim↑Pom from Smappa!Group>のロゴが展示されています。

裏側には象嵌サインの作品<排除されても駆除されない WE ARE SUPER RAT>。

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<排除されても駆除されない WE ARE SUPER RAT>

黒幕で覆われて暗い会場に入っていくと、小さなキャンバス作品があります。

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<ハッピースプリング>

「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」の入り口で立っている有名な方が描かれているように見えます。

さらに先に進むと、代表作である<スーパーラット>が展示されています。

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黄色く彩色し、頬に赤い丸、背中に黒い縞を施し、尻尾はジグザクにした「ピカチュウ」に模した<スーパーラット「千葉岡君」(レプリカ)>。

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<スーパーラット「千葉岡君」(レプリカ)>

虎ノ門会場でも見ることができましたが、撮影不可だったので、ここで写真に残せたのはちょっとうれしかったです。

もう一体が森美術館で展示されているものと同じように金ピカに着色された<スーパーラット「ピカピカ」>が展示されています。

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<スーパーラット「ピカピカ」>

スーパーラットの展示エリアから少し進むと、EDI MAKによる映像作品<ハイパーラット>を見ることができます。

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<ハイパーラット>

この作品も虎ノ門会場で見ることができるのですが、かなり印象に残る濃い作品です。約13分の作品ですが、まだ見てない方は見ることをおすすめします。

天王洲のANOMALYで開催「Chim↑Pom from Smappa!Group」の感想
<HOSTAGE(ホスタージュ)>

大きなスクリーンにはホストクラブで働く人々に焦点を当てた2本の映像作品を見ることができます。

改名の由来でもある、歌舞伎町のホストクラブを中心とした企業、Smappa!Groupの協力を得て制作された新作です。ホストたちが生い立ちを語るインタビューからなる<HOSTAGE(ホスタージュ)>と、ホストクラブの従業員たちが客の居ない店内でマイクを使って言いたいことを大きな声で放つ<Chim↑Pom from Smappa!Group>の2作品。

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<Chim↑Pom from Smappa!Group>

懸命かつ明るい態度でみんなの「居場所」を切り開いていく姿に胸打たれます。

2作品合わせて20分弱ありますが、スクリーンの前にはふかふかのソファーが設置せれているのでゆっくり見ることができます。

この映像作品を見た後に、壁に掲げられた<男による男への挽歌>を見るとちょっとギョッとします。

天王洲のANOMALYで開催「Chim↑Pom from Smappa!Group」の感想
<男による男への挽歌>

会場の隅に置かれた街灯のような作品が<性欲電気変換装置エロキテル>です。

天王洲のANOMALYで開催「Chim↑Pom from Smappa!Group」の感想
<性欲電気変換装置エロキテル8号機>と<性欲電気変換装置エロキテル9号機>

限りある資源の代替として「性欲」を電気変換し、永久に安定したエネルギーを供給すべく開発された作品だそうで、森美術館でも展示されているものの別バージョンの新作となります。

かつて実際に歌舞伎町にあった街路灯が使われており、床に貼られたピンク広告に書かれた電話番号に発信すると、着信電波をセンサーで感知して発光するようになっています。

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ピンク広告に書かれた電話番号に発信すると発光します

電話を掛けたら発光することに気づいていない人がほとんどなようでしたので、もしこの記事を見て会場に行く人がいましたら、ぜひピンク広告に書かれた番号に電話をかけて発光させてみてください。

会場を出て、レセプションの方に向かうと、Tシャツなどのアパレルをはじめとしたオリジナルのグッズに加えて、<Michi no Tochi>の販売も行っていました。

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<Michi no Tochi>

森美術館に設置され育てられている「道」を「月の土地」のような発想と解釈で仮想「土地」として概念上坪分けし、NFT化して販売するものです。

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Michi no Tochiの区分図

私が行ったのは開催から2日後でしたが、結構売れていました。値段も思ったより高くなかったので、興味がある人はぜひ購入を検討してみてください。

展覧会の感想

私はGWはじめの土曜の午後に行きました。ひっきりなしに人は訪れている感じはしましたが、展示作品数が少ないせいか回転も速く、混雑はしておらず、ゆっくり作品を見ることができました。

所要時間は映像作品をすべて見ても1時間はかからないくらいだと思います。

森美術館での展覧会を見たばかりということもあり、虎ノ門会場の作品と重複するものもありましたが、新作も展示されているのでとても楽しめました。

ANOMALYは入場無料で事前予約も不要なので気軽に訪れられるのもいいですよね。

ということで、「Chim↑Pom from Smappa!Group」の超個人的なオススメ度は…。

★★★★☆

あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。

墨田区にある「無人島プロダクション」でもChim↑Pom from Smappa!Groupの個展が開催されているのでそちらにも近々行ってみたいと思います。

これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。

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