栃木県屈指の観光地でもある那須高原。
そこで自然と調和したアートや創作活動も楽しみながら過ごせる人気のホテル「art biotope(アートビオトープ)那須」。
施設内には建築家の石上純也さんが手がけた「水庭」があり、数多くの雑誌で取り上げられる注目のスポットになっています。
私も水庭目当てで「アートビオトープ那須 レジデンス」に宿泊してきました。
今回は実際に泊まってみた感想と施設、宿泊料金などをご紹介します。
那須旅行を検討してる方の参考になれば嬉しいです。
ちなみに「水庭」の見学については別の記事でまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。
アクセス
- 所在地: 〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙 道上 2294-3
- チェックイン/チェックアウト:15:00/10:30
- レセプション:7:00〜22:00(土日祝前日は22:30)
電車で行く場合は那須塩原駅より無料シャトルバスがあります。(事前予約制、所要時間は約30分)
- お迎え:那須塩原駅西口 発 10:00(土日祝のみ)/ 12:30 / 14:30
- お送り:アートビオトープ 発 11:10 / 13:10 / 15:10
自動車で行く場合は東北自動車道那須ICより約30分。
駐車場は15台分。宿泊者は無料です。(スイートヴィラ宿泊者用は別)
私は車で行きましたが、ナビでも表示されて問題なく到着できました。
案内の看板もありますのでゆっくり行けば迷わず着けると思います。
冬場となると那須高原は雪も積もるようなので、スタットレスタイヤを履いたほうが良さそうです。
宿泊価格について
アートビオトープ那須には「レジデンス」と「スイートヴィラ」の2つの施設に宿泊することができます。
長期滞在にも適した客室で、宿泊費も素泊まりで約1万5000円〜のレジデンスに対して、一番安いプランでも約4万円のスイートヴィラ。
私は9月の土曜宿泊2食付きのプランで1人約2万7000円のプランで宿泊。
ちょっと高いと感じるかもしれませんが、水庭の見学料や美味しい食事が2食もついてくると思えば妥当な価格なのかなと思いました。
施設内について
駐車場から施設への門をくぐると中庭にでます。
入って右手の建物にレセプションがあるのでチェックインします。
施設の簡単な説明と、夕食と朝食の時間の確認をし、水庭の入場に必要なシールと部屋の鍵を受け取ります。
部屋に入る前に、施設を見学していきます。
レセプションのある建物内はカフェとギャラリーショップがあります。
このカフェで夕食と朝食をいただきます。
ショップではアート作品をはじめ、いろいろなものが販売されていました。
再び中庭を探検。
あいにくの雨だったので中庭は見学しかしてませんが、晴れてたらのんびりするのも良さそうです。
中庭にもアート作品が展示されています。
施設内にはガラススタジオと陶芸スタジオがあり、それぞれ作品つくりの体験ができます。(有料、レセプションにて申し込み)
- 陶芸・ガラス体験 10:30〜17:00(水曜定休)
時間がなかったので体験はできませんでしたが、施設の見学をさせていただき、いろいろお話していただきました。
また、那須高原でも人気の高いサイクルスポーツが手軽に楽しめるように、レンタルサイクルも用意。イタリアの名門ブランドCOLNAGOのスポーツサイクルと、電動アシスト付き自転車の2種類があり、高原の爽やかな空気の中、快適なサイクリングで気持ちよく汗を流せますCOLNAGOスポーツサイクル(10台)
- 電動アシスト付き自転車(2台)
- ご利用時間:10:00〜17:00
- 料金:1時間/1100円 1日/3300円
朝晴れたらサイクリングしたかったのですが、雨で断念。晴れた日にサイクリングしたら最高に気持ちよかったんだろうなと思います。
レセプションの向かい側の建物が宿泊棟になっています。
宿泊棟に入る前に、宿泊棟の脇を通って「せせらぎ小径」に。
小川が流れる音が心地よいです。
宿泊棟に入ると宿泊者用のラウンジがあります。
無料でいただけるマスカットティー。美味しい。
ワークショップを行える大きなテーブルやピアノ(オルガン?)もあります。
自由に読める本がたくさん。
2階に行くと中庭に面したベランダや、洗濯機などもありました。
それでは部屋に入ってみたいと思います。
部屋について
部屋の面積は20㎡と記載されており、そこまで広くはありませんが白を基調としたシンプルでおしゃれな雰囲気。
玄関には外履き用のスリッパと
室内用のスリッパ
コンパクトなキッチン。調理器具は無料で貸出してくれるそうです。
下の戸を開けると冷蔵庫があり、ミネラルウォーターのペットボトルが入っています。
ワイドシングルベッド2台。シモンズ社製で寝心地は抜群でした。
白い上下パジャマにハンドタオル。
十分な広さのクローゼットに、中には金庫。
デスクには小さなテレビ。湯沸かしポット。
宿泊者用ラウンジ、ギャラリーカフェでWi-Fiを利用できると書かれていましたが、部屋でも同じWi-Fiが使えました。部屋の場所によっては使えないのかもしれませんね。
野草茶のティーパックがついていましたが、すごい美味しかったです。
本棚にはたくさんの本。本のチョイスは癖が強め。「電話帳の社会史」とは・・・。
ベランダには椅子があり、ここでものんびりできます。
ベランダからの景色はこんな感じ。
バスルーム。浴槽に対して洗い場が狭い印象。
トイレ。こちらも結構狭い。
洗面台。ドライヤーはメーカー忘れましたが良いやつでした。
歯ブラシやタオル、シャンプーやコットン、綿棒などアメニティは十分な印象。女性の方は化粧落としや化粧水などが付いてなかったので注意が必要かもしれません。
部屋に閉じこもるより、施設内で本を読んだりのんびり散歩して過ごすほうが良さそうだなと思いました。
でも実際は水庭に見学に多くの時間を費やしたので部屋で寝るだけで終わるという・・・。
cafe Kantanでのディナー・朝食
宿泊した人のレビューをみると食事が美味しかったという声が多かったので期待していましたが、期待通り、いや、期待以上内容でした。
ディナーは18:00/19:30の入れ替え制。
ディナーはコース料理となっており、十分にお腹いっぱいになります。
この日のメインはカツレツ。本当に美味しかったです。
ディナーでは新見隆さんのイラストカードが付いてきます。
朝食は7:30/9:00の入れ替え制。
朝食は那須町産の弁慶米に最高の滋養卵「純」の卵かけた卵かけご飯がこれまた絶品。
しかも卵もおかわりできるという。ついつい朝から食べ過ぎてしまいます。
cafe Kantanの食事は本当に美味しかったです。那須の人気店はランチも長時間並ぶことが多いと思うので、もし水庭に見学に行くときはcafe Kantanでのランチもセットにすることを激しくおすすめします。
泊まってみた感想
水庭が自由な時間に見れるというのとcafe Kantanでの食事がとても魅力的でした。
一方、せっかく那須にきているのに温泉がなかったり、そこまで食事にこだわりがなければもう少し安い宿に泊まるほうが良いかなとも思います。
ちなみに車で10分前後の場所に日帰り温泉もあるので、どうしても温泉に入りたいという方は夕食前後に向かうのも良いかもしれません。
■近くの日帰り温泉
予約するにはどのサイトからがお得か
少しでも安く泊まりたいので色々なサイトを調べましたが、公式サイトから予約するのが一番安そうです。
1泊の場合は30日前、60日前までの予約で、長期滞在の場合は3泊、5泊でそれぞれ宿泊費がお得になります。
ただ、ポイントなどを考えると楽天トラベルや一休などを利用するのもおすすめです。
楽天トラベルでアートビオトープ那須のプランを見る 一休でアートビオトープ那須のプランを見る私は楽天ポイントが貯まっていたので、楽天トラベルで予約をしました。
最後に
「アートビオトープ那須 レジデンス」は水庭の見学をしたい方にはおすすめの宿泊施設。他の見学者がいない時間を狙って自由に水庭を見学できるのが最大の魅力ですが、cafe Kantanでの食事も絶品です。ぜひ興味がありましたら宿泊するのをおすすめします。
冒頭にも書かせていただきましたが、水庭の見学については別記事でまとめていますのでそちらもみていただけると嬉しいです。
那須については過去記事で奈良美智が手がける那須の美術館「N’s YARD」と、日本を代表する影絵作家「藤城清治美術館 那須高原」の記事も書いていますので、もし那須旅行を計画されていたら参考にしていただけると幸いです。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
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