六本木に期間限定で開催中の「チームラボサウナ」。アートとサウナを組み合わせた新しい展覧会となっています。
男女一緒に流行のサウナを楽しみながらチームラボが手掛けるアート作品を体感できる貴重な機会。正直チケット代は高いですが、1回は行く価値ありです!
また、着替えやタオルなどのレンタル品が充実しており、必要な持ち物は特にありません。
六本木ヒルズなどからも近いため、カップルでデートに利用するのにもおすすめなスポットです。
「現代アートにハマり15年以上」「年間巡るアートスポットは50か所以上」「ドラマサ道を見てサウナが好きになった」そんな私が、実際にチームラボサウナに行ってきて、その楽しみ方と感想をお伝えします。
チームラボサウナ概要
展示名 | チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ |
会期 | 2021.3.22(月) ~ |
時間 | 月曜日、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日:10:00-21:00 ※最終入館:19:30 |
水曜日:12:00-21:00 ※最終入館:19:30 | |
場所 | 東京都港区六本木5丁目10-25(けやき坂下交差点向かい) |
けやき坂を下ると見えてくる大きなイベント会場です。六本木ヒルズから近いので前後にぶらりとショッピングをしたり、お茶をしたり、映画や森美術館などに行くのもおすすめです。ちなみに私は森美術館とハシゴしました。
チケットの購入方法と割引クーポンについて
チケットはチームラボの公式サイト内から購入します。チケットの購入ページから、空き状況を確認し、日時指定でチケットを購入します。予約時間は30分単位で、その時間内に入場します。チケット購入後も日時指定は3回まで変更が可能です(購入後のキャンセルや返金は不可)。なお、安全管理上0~11歳のお子様はご利用いただけません。
チケット料金は遊園地のフリーパス並みの高さ。でもその価値はあります!(断言)
また、期間延長にあわせてかなりお得な平日モーニングと、貸切チケットが追加されました。
少しでもお得にチケットを購入したい方は、下記のサイトからクーポンコードを入手し、新規でTikTokをダウンロードすると500円割引券がもらえます。
チームラボサウナの利用方法
チケットを購入後にはQRコードが発行され、チケット購入時に登録したメールアドレスにも確認メールが届きます。当日は入場する際に、ゲートでそのQRコード画面を提示します。
入場後、はじめに館内利用についての解説ビデオを見ます。館内には温度や湿度、香りが異なる7つのサウナと2つの冷水エリア、3つのアート浴エリアがあり
以上のサイクルを計3回繰り返すのが「ととのう」ためのお勧めだそうです。
サウナ未経験者が「ととのう」という言葉を聞いてもピンとこないかもしれませんが、「ととのう」とはサウナ、冷水浴、休憩のプロセスのうち、冷水浴直後の休憩の時に感じられる心地よい通常とは異なる感覚のことを指します。詳しくチームラボサウナの公式サイト内にも書かれていますが、要するに「すんごく気持ちよくなる」ことです。
ととのいかたやサウナの作法については「オリラジ藤森さんの愛してやまないサウナの魅力をプレゼン」か「ドラマ サ道」を見るとよくわかると思います。
チームラボサウナの持ち物や服装は
館内利用説明のビデオを見終え、更衣室に移動する前に、水着(男性は短パン、女性はセパレートタイプ)とバスタオル、ハンドタオル、マスクを受け取ります。もちろん無料です。きれいな写真が撮れるので、女性は自前の水着を持ってきている方も結構いました。
更衣室に移動すると、館内着もあり、肌の露出が気になる方や寒い時に上から羽織ることも可能。また、スマートフォンを収納できる防水ケースの貸し出しもしております。
更衣室には温水シャワー室があり、水着に着替えた後はまずは温水シャワーを浴びて汗を流します。
シャワー室にはボディソープ、コンディショナー、クレンジング(女性のみ)が付いており、更衣室の鏡の前にはドライヤー、くし、化粧水、乳液など必要最低限のものが揃っており、手ぶらでも困ることはなさそうです。
その後、水着のまま、ハンドタオルとマスク、カメラやスマホなどを持ち、サウナに向かいます。
更衣室を出ると待ち合わせエリアとなっており、カップルの方はここで合流できます。天井にはランプが無数に設置され、人がその下を通ると、強く輝き音色を響かせて、まわりのランプにも伝播してきます。色とりどりのランプを見ていると待ち時間も気にならなそうです。
7種類のサウナ室で汗を流す
中温・多湿から超高温・ドライまで、様々な温度・湿度を組み合わせた7つのサウナ室があります(2つは女性専用)。
サウナ室ごとに、白樺・ジュニパー・松・ジンジャーの天然アロマやほうじ茶の香り、焚き火・洞窟の川・水琴窟・森の風・炎・ピンクノイズといった、様々な環境音や音楽を体験でき、飽きずにサウナを楽しむことができます。ほうじ茶の香りは、九州・嬉野のEN TEAによってサウナ用に配合・焙煎したもので、サウナシュラン2年連続1位の御船山楽園らかんの湯でも使用されているそうです。
それぞれのサウナ室扉横の液晶で、温度(中温・高温・超高温)、ロウリュ(ドライ・ロウリュあり・ロウリュ多め)、サウナ室の混雑具合、ロウリュがある部屋は次のロウリュまでの時間を確認することができます。
サウナ室内にスマートフォンの持ち込みはできませんが、サウナ室にも小さなロッカーが多数用意されているのでそちらに収納することができます。
サウナの滞在時間は10分が目安。サウナ室内には12分計や砂時計があるのでそれを目安にします。香りや音、照明などのおかげでリラックスしてあっという間に10分間過ぎるでしょう。
汗をかいたら冷水シャワーエリアでしっかり冷やす
しっかりとサウナで汗をかいたら、冷水シャワーエリアで汗を洗い流し、冷やしていきます。冷水シャワーのエリアは2か所あり、それぞれアート作品となっています。1つはミストがランダムに噴き出る作品、1つはミストの上に蝶が浮かび上がる作品になっています(写真に全然写らなかった・・・)。
シャワーヘッドは頭上か肩口2か所の高さに設定できます。小物を入れる棚があるのでスマホやフェイスタオルなど濡らさずに保管もできます。
水温は16度。1~2分間しっかり冷やしていきます。水風呂がないのでガチサウナ―たちには物足りないかもしれませんが、サウナ初心者には受け入れやすいのかもしれません。
アート浴エリアで「ととのう」
冷水シャワーを浴びた後は、冷えすぎないように身体を拭きます。奥のアート浴エリアに行く途中に、濡れてしまったタオルを絞れる洗面台やウォーターサーバーがあるので水分補給もしておきます。替えのマスクもあり、アート浴エリアはマスク着用必須となっているので濡れたりして使えなくなってしまった場合など、必要に応じて利用しましょう。
アート浴エリアは全部で3種類あります。
生命は結晶化した儚い光
鏡で囲まれた部屋に、天井から光のシャワーが降り注ぐ作品。ベンチはなく、壁沿いに座って鑑賞。狭いので10人くらいしか座れないのでタイミングによっては待つことになるかもしれません。光のシャワーの中に入ることもでき、合わせ鏡によって拡張された不思議な空間を体験できます。
降り注ぐ雨の中で増殖する無量の生命
左右の壁全面に色鮮やかな花が咲いては散っていきます。中心にベンチがあり、座って鑑賞できます。作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けており、永遠に変化し続け、同じ絵は二度と見ることができないそうです。私が行ったときは3種類の花の作品が見れました。
空中浮揚 平面化する赤と青、曖昧な紫
大きな風船のような球体が、真っ暗な空間に色を変化させながら浮遊している作品。球体は、何にも吊られていないのに空中を上がったり、下がったり、時には静止したりを繰り返します。ここにもベンチがあり、リラックスして鑑賞ができます。
個人的にはこの球体の前でポーズをとり、シルエットの写真を撮るのがおすすめ。
Instagramにも動画でまとめてありますのでよかったら見てください。
チームラボサウナを体感してみた感想
サウナ→冷水シャワー→休憩(アート浴)を3セットしてみました。1セット目ではそれほど感じられなかったですが、2セット目以降のアート浴では、よりアート作品に没入できる不思議な感覚を得ることができました。
館内は暗く、落ち着いたライティングなので、水着でもそこまで鮮明に見えないので中年太りなど気にしなくていいのも◎です。
「ととのう」ことは残念ながら私にはできませんでした。空間が素敵過ぎて、作品に没頭し過ぎてしまったからかもしれません。しかし、このアート好きの方も、サウナ好きの方もアートとサウナの新しい融合を体験する価値は十分あると思います。カップルで一緒に楽しめるサウナもあまりないですし、2人でアート作品を楽しみながら記念に色々な写真が撮れるのは大きな魅力だと思います。
最後に所要時間ですが、入場から退場までで110分くらいでした。時間が許すのであればもっと長居したいくらい心地よい空間でしたし、チケット料金がもう少し安かったらあと何回か行ってもいいかなと思えるくらい気持ちのよい体験でした。
8月31日11月23日までの期間限定ですので、ぜひ気になった方は「チームラボサウナ」を体験してきてください。
もしデートで利用するなら、すぐ近くの森美術館で開催中の「アナザーエナジー展」もオススメです。よければアナザーエナジー展についてもまとめてありますので参考にしてください。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
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