渋⾕スクランブルスクエアの展望施設SHIBUYA SKY(シブヤスカイ)で、現代アートチーム「⽬ [mé]」による企画展「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『⽬ [mé]』」が開催中です。
作品はシブヤスカイ内のスカイギャラリーに展示されており、屋外展望台にも出られるシブヤスカイの入場チケットがあれば見ることができます。
久しぶりにスクランブルスクエアの屋外展望台から東京の街並みを眺めたいなと思っていたところだったので、早速行ってきました。
本記事はシブヤスカイで開催されている「⽬ [mé]」の展覧会について、アクセス、チケットなどの概要、混雑状況や所要時間などまとめたものになります。
展覧会の概要
- 展覧会名:SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5 「目 [mé]」
- 会期:2023年1月13日~3月24日
- 休館日:年中無休
- 開館時間:10:00~22:30 ※入場は21:20まで
- 会場:SHIBUYA SKY 46階「SKY GALLERY」
- 住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア
入場料・チケットについて
スカイギャラリーには渋谷スクランブルスクエアの展望施設「シブヤスカイ」の入場チケットを購入すれば入ることができます。
チケットは当日窓口での購入もできますが、当日購入するよりもチケットサイトから事前に購入するのが、料金も安くなるのでおすすめです。
チケットサイトで購入する場合の入場チケットの料金は以下の通りです。
大人 | 1,800円 |
中学生・高校生 | 1,400円 |
小学生 | 900円 |
幼児 | 500円 |
チケットは入場日と入場時間を選ぶ「日時指定券」となります。
購入完了後にメールでQRコードが送られてきます。そのQRコードをスマートフォンなどに表示して、入場ゲートにかざして入場していきます。
渋谷上空229mのシブヤスカイへ
入場ゲートを通った後は、エレベーターで一気に46階まで上がります。エレベーター内も宇宙空間をワープしているかのような映像が流れます。
46階に着くと、ロッカーに案内され荷物を預けます。今回の目的は目 [mé]の展覧会なのですが、せっかくなので屋上も見ていきます。
屋上は飛散等による危険を防止するため、カメラやスマートフォンなどのみ持ち込み可能で、それ以外は全てロッカーに預けないと入れないようになっています。手荷物を預け、屋上へ移動します。
私はこの屋上にはスクランブルスクエアがオープンして間もない頃に一度来たことがあります。
その時は夜だったので、夜景がとても綺麗でした。でも、個人的には昼間の景色のほうが好きです。
4隅は撮影スポットとして人気ですね。どこも順番待ちしています。真ん中にはヘリポートがあったり
ハンモックのような寝転べる場所があったり、ソファでくつろげる場所があります。
これは「空」をモチーフにしたロゴ。大地とそこから広がる青空を表現しているそうです。
プロのカメラマンに撮影してもらえる場所もあります。
冬でも晴れたら本当に気持ち良いです。
スカイギャラリーへ
屋上から戻り、スカイギャラリーへ。46階の外周をそのまま展示スペースにしています。ちなみにエレベーターで下のフロアに戻るルートでもあるので、半分以上の人はただの帰り道として見ている印象。ギャラリー内は撮影可能で窓の外も絶景です。
まずギャラリー入り口には大きな映像作品。スクランブル交差点が映されています。
こちらはポールに触れるとポールが上下に動き、モニターにもそれが連動して表示されます。
こちらは無数の時計が吊るされたインスタレーション作品です。
越後妻有里山現代美術館MonETで見たものと同じものですかね。
窓の風景と合わさり、鳥が飛んでるように見えます。
それに合わせているのか、隣の液晶には鳥たちが飛び立つストップモーション映像が流れています。
今回の展覧会の特徴のひとつに、非言語による展示に挑戦しているそうで、会場内にはキャプションはありません。
会場をよく見渡してみると、至る所にQRコードが設置されています。
窓に小さく貼られていたり、一見ゴミのように置かれた紙にプリントされていたり。
このQRコードを読み取ると展覧会特設サイトに繋がります。
特設サイトにも特に作品のキャプションなどはありませんが、コンセプトやアーティストについてのテキストを読むことができます。
こちらは樹脂と絵の具を型に流し入れ、絵の具が融解しているなかで樹脂が固まることで意図したものではない柄に仕上げている「アクリルガス」という作品。
悩んだアクリルガス作品を遠くからみると、惑星のように見えますね。
スクランブル交差点を映すモニターが合わせ鏡で映されている作品。
壁一面を使った映像作品。橋のようなところを車が走っています。
窓際に並んだモニターに近づくと、目の前に広がる東京の景色とモニターにうつる映像に自分自信がまるで溶け込んでいくような体験ができます。
最後のスペースには窓に鳥や星、砂浜などの写真が貼られています。
あと写真撮影不可だったのですが、本物と「目[me]」が複製したオリジナルの「石」などを展示されています。
この展示のコンセプトは「ただ、眺める」。
商業的な空間でも美術館でもなく景色を眺める場所なので、都市の中では難しい、ぼーっとするために、それを邪魔しないように眺望に添えるような作品にしているそうです。
確かに美しい風景を邪魔しないような作品になっていて、時折外の景色を楽しんでしまいます。
今回は昼間に行きましたが、また夜は違った表情が楽しめそうです。
Instagramのリールに会場の雰囲気をまとめていますので、そちらもご覧いただければ嬉しいです。
絶景を眺めながらラウンジで休憩も
ギャラリーの最後に「パラダイス ラウンジ」というミュージック・バーがあります。
世界で活躍するトム・ディクソンのチームが手掛けるレトロモダンな空間で、FPM田中知之がセレクトした音楽と共に、渋谷の眺望が楽しめます。
ドリンクはもちろん、ホットドックやポテトなどの軽食も販売しており、窓際の席で絶景をみながらカフェ休憩するのも良いと思います。
シブヤスカイスーベニアショップ
帰りのエレベーターに向かう手前には「日本」「東京」「渋谷」のカルチャーとライフスタイルを体感できるお土産ショップ「シブヤスカイスーベニアショップ」があります。
今回の展覧会グッズもちょこっとだけ置いてありました。
ショップの向かい側には屋上で撮ってもらった写真の販売もされています。
シブヤスカイ屋上を背景にして写真が撮れるフォトブースなんかもあります。
たぶん天候が悪くて屋上に出れなかった人用ですかね?
「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『⽬ [mé]』」の感想
半分はシブヤスカイの紹介みたいになってしまいましたがいかがでしたか?
ちなみにシブヤスカイに上がって降りてくるまでの所要時間は1時間くらい。
スカイギャラリーの滞在時間は30分くらいでした。
屋上はそれなりに混んでましたが、ギャラリーは空いてました。
新潟まで行かないと見れない時計のインスタレーションとか、QRコードなどの⽬ [mé]らしい展示もあり、楽しかったです。
コンセプトが「ただ、眺める」という展覧会なだけあって、シブヤスカイを見るついでに、、、という気持ちの方がより楽しめるのかもしれませんね。
ですのでシブヤスカイにまだ行ったことがないという人にはとってもおすすめの展覧会だと思います。
ということで、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『⽬ [mé]』」展の超個人的なオススメ度は…。
★★★☆☆
あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。
今年の10月から開催される「さいたま国際芸術祭2023」は⽬ [mé]がディレクターを務めるのでそちらも個人的には楽しみにしています。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
Instagramで記事の告知を行なっていますので、よかったらフォローお願いします。
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