現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

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アート
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3年に一度、森美術館で開催される日本の現代アートシーンを定点観測する展覧会シリーズ「六本木クロッシング」。

その第8回目となる「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」に行ってきました。

今回のテーマは、タイトルにある通り「時間」。

効率やスピードばかりが重視される現代社会において、アートはどのような時間軸を提示してくれるのか。

実際に足を運んでみると、難しい理屈抜きに視覚的に美しい作品や、身体で感じるインスタレーションが多く、非常に満足度の高い展覧会でした。

会場の様子や混雑状況、所要時間などをまとめましたので、これから行く方の参考になれば幸いです。

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「六本木クロッシング2025展」の見どころ

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

今回の展覧会には、若手からベテランまで、今の日本を代表する21組のアーティストが参加しています。

個人的に特に印象に残った見どころをいくつかピックアップします。

「時間」への問いかけ

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

会場全体を通して、異なる「時間の流れ」を感じる構成になっています。

一瞬で消えてしまう儚い現象を捉えた作品もあれば、途方もない時間をかけて作られた工芸的な作品もあり、会場を歩くこと自体が「時間の旅」のような体験でした。

没入感のあるインスタレーション

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

森美術館ならではの、空間を贅沢に使った大型インスタレーションも健在です。

特に、A.A. Murakami(A.A.ムラカミ)の作品は必見です。

「霧を閉じ込めたシャボン玉」が次々と現れては弾ける幻想的な空間は、まるで異世界に迷い込んだような感覚になりました。

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

ここは写真映えも素晴らしく、多くの人が動画や写真を撮りながら足を止めていました。

手仕事と素材の力

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デジタルな表現の一方で、陶芸や刺繍など、人の手による圧倒的な熱量を感じる作品も多かったです。

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例えば、沖潤子の緻密な刺繍作品や、桑田卓郎の大胆な陶芸作品など、画像ではなく実物で見ないと伝わらない「物質感」と迫力がありました。

実際に行ってみた感想

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現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

現代アートというと「難解」というイメージがあるかもしれませんが、今回の展示は「感覚的に楽しめる」作品が多かったように思います。

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

特に印象的だったのは、展示室ごとの空気感の違いです。

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現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

静寂に包まれた部屋もあれば、ノイズや動きのある部屋もあり、歩みを進めるごとに感覚がリセットされるような心地よさがありました。

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ
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現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

タイトルの「時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」という言葉。

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ
現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ
現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

最初は少し詩的すぎるかな?と思いましたが、展示を見終わった後には、「日々忙しく消費されていく時間(過ぎ去るもの)」と「アートを通して感じる普遍的な感覚(永遠)」の対比なのかな、と自分なりに解釈しました。

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ
現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

六本木ヒルズの53階という場所柄、展示室を出た後に窓から見える東京の景色と相まって、今の自分の立ち位置をふっと俯瞰できるような、そんな余白のある時間を過ごせました。

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写真撮影・所要時間・混雑状況について

これから行く方が気になる実用情報をまとめます。

写真撮影について

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今回の展覧会も、一部の作品を除き、基本的には写真撮影OKでした(動画も1分以内ならばOKなエリアが多いですが、作品ごとの表示を確認してください)。

フラッシュ、三脚、自撮り棒の使用はNGですのでご注意ください。

所要時間

私は一つひとつの作品をじっくり読み込みながら回ったので、約90分ほどかかりました。

サッと見て回るだけであれば60分程度、映像作品もしっかり鑑賞したい方は2時間ほど見ておくと安心です。

混雑状況

私は金曜日の午後20時に訪問しました。

比較的ゆったりと鑑賞できましたが、体験型のインスタレーション周辺は少し人が溜まっていました。

特に最後の展示室にある木原共のゲーム機型の体験作品は3台しかないため、時間によっては待つこともありそうでした。

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チケット売り場は混み合うことがあるため、事前にオンラインで予約購入してから行くのがスムーズでおすすめです。

グッズ・チケット情報

チケット料金について

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本展は「平日」と「土・日・休日」で料金が異なります。

• 平日: 一般 2,000円(オンライン 1,800円)

• 土・日・休日: 一般 2,200円(オンライン 2,000円)

※オンラインで購入すると少し安くなるので、事前のWEB予約が断然お得です。

※年末年始(12月29日~1月2日)は土日休日料金になるようなのでご注意ください。

ミュージアムショップ

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展示の最後にあるショップでは、公式図録のほか、参加アーティストとのコラボレーショングッズなどが販売されていました。

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個人的には抽選販売となっている桑田卓郎カップがとても気になりました。

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開催概要

現代アートの現在地。「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の感想と見どころ

最後に基本情報です。

展覧会名六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠
会期2025年12月3日(水)~ 2026年3月29日(日)
会場森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間10:00〜22:00
※火曜日のみ17:00まで
※ただし、12月30日(火)は22:00まで開館
※最終入館は閉館の30分前まで
公式サイトhttps://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2025/index.html

六本木にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。現代のアートシーンの熱量を肌で感じられるおすすめの展覧会です。

ということで、「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」の超個人的なオススメ度は…。

★★★☆☆

あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。

これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。

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