麻布台ヒルズギャラリー「松山智一展 FIRST LAST」に行った感想。チケットにグッズ、混雑状況や所要時間など

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アート
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ニューヨークを拠点に活躍する松山智一の東京初となる大規模個展「松山智一展 FIRST LAST」が、麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中です。

四半世紀にわたり現代アートの本場で活動し、世界が注目する次世代アーティストとなった松山の、日本初公開となる大作15点を含む約40点の作品が展示され、新シリーズ「First Last」も発表されます。

松山ならではの個性的な視点で、グローバルな現代社会のリアリティを迫力ある色彩とスケールで体感できる展覧会です。

本記事では「松山智一展 FIRST LAST」について、アクセスやチケットなどの概要から、所要時間に混雑状況、販売されているグッズ、そして個人的な感想をまとめています。

これから「松山智一展 FIRST LAST」に行こうと検討されてる方の参考になれば幸いです。

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展覧会の概要

会期2025年3月8日(土)〜5月11日(日)
開館時間月・火・水・木・日:10:00~18:00
金・土・祝前日:10:00~19:00
※最終入館は閉館の30分前
会場麻布台ヒルズ ギャラリー
住所〒105-0001 
東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階

チケットについて

チケットの価格は以下の通りです。

WEB販売・店頭販売会場販売
一般2,200円2,400円
専門・大学・高校生1,700円1,900円
4歳〜中学生1,100円1,300円
4歳未満無料無料

チケットは日付指定制です。

空きがあれば当日窓口での購入も可能ですが、事前に日付指定でチケットを購入しておいた方が安心ですし、値段もお得です。

チケットの購入は発見の必要がなく、ご自身のスマートフォンでQRコードをかざすだけで入場できる麻布台ヒルズギャラリー専用オンラインチケットサイトが個人的にはおすすめです。

麻布台ヒルズギャラリー専用オンラインチケットサイトはこちら

無料の音声ガイドが利用できる

本展覧会には、無料の音声ガイドが利用できます。

展覧会ナビゲーターを務める俳優の永野芽郁さんが、鑑賞ポイントをご案内します。

コンテンツ数は13。無料なのに充分なボリュームでとてもありがたいです。

会場にあるQRコードをご自身のスマートフォンで読み取り利用するタイプですので、活用したい方はイヤホンなどを持って行くとよいです。

ロッカーやトイレなど

ロッカーは会場同フロアにあります。

コイン不要なのでとても使いやすくてありがたいです。

トイレはロッカー付近にあります。会場内には無いため事前に済ませておくと良さそうです。

混雑状況に所要時間

私は開催直後の日曜午後から行きました。

開催直後のせいか、人はそれなりに入っていますが、作品鑑賞はスムーズで快適でした。

会場内は写真撮影、動画撮影可能で、ゆっくり写真や動画を撮ることもできました。

入場してから会場を出るまでの所要時間は1時間くらいでした。

早い人なら1時間かからないと思います。

展覧会の様子

会場に入ると最初に彫刻作品<Mother Other>が展示されています。

本展は全7章で構成されています。

それではここからは展覧会の様子を写真中心にご紹介していきます。

Instagramに全体の雰囲気がわかる投稿をあげていますので、よかったらそちらもご覧になってください。

ホームカミング・デイ

この章では、松山の代表作を紹介しています。彼の作品は、世界中の歴史や現代のビジュアルをリサーチし、それらのモチーフや技法を「サンプリング」して新たな作品に取り入れる手法で国際的に注目を集めています。

タイトル「Homecoming Day」は、アメリカの高校や大学で卒業生が母校に戻り在校生と交流する伝統行事「帰郷の日」に由来しています。このテーマには、松山自身がマイノリティの視点からアメリカ社会を捉えるアイロニカルな感情や、自身のルーツと向き合う意味が込められているかもしれません。

本展示では、松山の作品に共通するモチーフやテーマを通じて、彼の創作の原点を探ります。これらの作品は、最新シリーズ「First Last」へと続く、松山のキャリアの流れを示しています。

フィクショナル・ランドスケープ

2016年に始まった松山智一の「フィクショナル・ランドスケープ(仮想風景)」シリーズは、2023年に弘前れんが倉庫美術館と宝龍美術館(上海)で開催された同名の展覧会で大きな注目を集めました。

このシリーズの最大の特徴は、現実離れした空間に人物が佇む、西洋の肖像画のような構図です。

弘前での展覧会の邦題「雪月花のとき」が示すように、作品には東洋の美意識がふんだんに取り入れられています。

松山は、これらの要素を多様な文化や時代のモチーフと組み合わせることで、「時間と文脈、地域性から解放してくれる」と語る、見る者を魅了する光景を生み出しました。

また、作品を収める曲線を帯びた変形カンヴァスは、まるでその架空世界を覗き込む窓のようです。

この独特な形状が、鑑賞者を作品の中に引き込み、時空を超えた美の世界へと誘います。

後半には松山自身の腕をモチーフにした作品もあります。

ブロークン・カレイドスコープ

まるでアリスが迷い込んだ不思議の国のようなこの空間は、松山智一の最新インスタレーション「ブロークン・カレイドスコープ」(2025)です。

イギリスの伝統的な花柄壁紙に囲まれ、巨大な磁器人形が点対称に配置されています。

この空間は、視覚的な迷路のようで、上下左右の感覚を失うような没入体験をもたらします。

現実と虚構が交錯する多層的な視覚体験です。

これらの彫刻は、東洋の磁器技術がヨーロッパに渡り、貴族の嗜好品となった磁器人形をモチーフにしています。

近代化により、中国や日本で大量生産されるようになった磁器人形は、東洋と西洋の文化交流の歴史を象徴しています。

展示室のタイトル「ブロークン・カレイドスコープ(壊れた万華鏡)」は、情報や文化が断片化しながらも再び統合される動的な美を表しています。

パンナム・スピリチュアル

松山智一は、アメリカ大陸(汎アメリカ)の精神性や信仰をテーマに、その多様性と同時に表層的な浅薄さを作品で問いかけてきました。

この展示室では、千羽鶴や様々なモチーフを分解・再構築した作品群「サン・ダンス」シリーズが展示されています。

パンデミックのロックダウン中にリモートで制作された<クラスター2020>(2020)や、個人のつながりや祈りを表現した<キープ・フィッシン・フォー・トワイライト>(2017)など、千羽鶴の精神性を現代に問いかける作品が並びます。

また、パブリックアートとして展示されてきたステンレス製の立体作品<ダンサー>(2022)も展示されています。

鏡面仕上げの表面は、行き交う人々の姿を映し出し、多様な時代の様相を浮かび上がらせます。

「パンナム」とは、1920年代から70年代にかけてアメリカの航空業界を牽引したパン・アメリカン航空の愛称です。このタイトルは、アメリカの高度成長期の終焉と、アメリカを中心としたパンアメリカ精神への皮肉を込めています。

松山は、グローバル化が進む世界で、日本や非西洋の価値観や信仰がどのように映るのかを探求しています。

ファースト・ラスト

この展示室では、松山智一の最新シリーズ「ファースト・ラスト」を中心に、近年の作品が展示されています。

エッシャーの騙し絵のように複数の場所をつなぎ合わせた背景と、西洋名画のシーンを現代的な装いで再現する人物が特徴の「ファースト・ラスト」。

そびえ立つようなスケールと緻密なディテールの描き込みで、見る者は作品の中に没入します。

幼少期の海外生活を経て日本で「よそ者」として扱われた松山は、単身渡米後も外国人というレッテルと向き合い、日常的に不平等や不条理を目の当たりにしてきました。

タイトル「ファースト・ラスト」は、誰もが等しく神に救われることを教える聖句「後の者が先になり、先の者が後になる」に由来します。

クリスチャンの両親のもと、松山は現代における救済のあり方を考えてきました。

このシリーズでは、二極化による分断、ジェンダー平等が引き起こす矛盾、情報操作、アイデンティティの喪失など、現代社会が直面する問題を、ルネサンス期や近世の絵画を参照しながら批評的に捉えます。

長年取り組んできた「騎馬像」シリーズの新作も展示されています。

東西の美術史において、騎馬像は権力やプロパガンダの象徴として描かれてきました。

この展示室では、救済というテーマを通して、騎馬像が再解釈されます。

ペインティング・イン・モーション

6章は場所を移動して、麻布台ヒルズギャラリーミュージアムショップ横のスペースに。

入場には再度チケットを提示する必要があります。

この展示室では、松山智一初の映像作品<Frosti Aurora>(2022)、<Revolution December>(2022)、<The Mild Right>(2022)、そして新作の<Silent Shout Amore>(2025)が展示されています。

2021年、中国の龍美術館での展示をきっかけに、重慶の高層ビル群を舞台にLEDを使用したインスタレーションを行った松山は、公共空間におけるデジタルアートの物質性について考察するようになりました。

展示室1に展示されている絵画の大作<We Met Thru Match.com>(2016)を基に制作された<Frosti Aurora>では、実体のないデジタル作品に物質性をもたらすことができるかを問い、草木や雪、鳥などのモチーフにひとつひとつ手作業で繊細な動きを与え、それらが無数のレイヤーのなかで互いに無関係に動くことで不自然な立体感と、絵画的な実存性を生み出しています。

本作は2022年、K11アート財団のプロジェクトとして香港の尖沙咀のビルボードに映し出されました。

トリビュート+コラボレーション

2002年に単身ニューヨークに渡り、アーティストを志した松山智一にとって、異業種のクリエイティブとの交流は刺激となり、自身の表現に多大な影響を与えてきました。

この展示室では、本展のサテライト企画として、現代アートの分野に限らず、食、ファッション、音楽、玩具など、幅広い表現領域で活躍する表現者とともに作り上げた協創作品が「トリビュート+コラボレーション」として展示されています。

うまい棒げんだいびじゅつ味はSNSでも話題となりました。

ゆずのアルバムのジャケットを手がけたことでも知られています。

空間中央にある展示ケースには、松山が作品を作るプロセスを可視化した資料が展示されています。

異なる文化や時代の様々なモチーフを引用する制作方法に象徴される松山の作品が、膨大なトリビュート(敬意を示した参照)やコラボレーションによって実現していることがわかります。

屋外にも特別展示

麻布台ヒルズ中央広場にも、屋外作品3点が展示されています。

こちらの展示は入場料なしで見られますが、4月末までの展示のようなので気になる方はお早めに足を運んでいただければと思います。

ミュージアムショップのオリジナルグッズも注目

ミュージアムショップでは多数のオリジナルグッズが販売されています。

図録にポスターやポストカード。Tシャツやトートバッグ、ポーチ。

マグネットやマグカップにボールペンにステッカーといった定番アイテムはもちろん、煎餅や飴、コーヒーなどさまざまなオリジナルグッズにも注目です。

展示内でも紹介されていたイッセイミヤケやとらや、ベアブリックなどのコラボグッズも数量限定で販売。

ただし、3月9日(日)時点で既に完売商品も結構出ていました。

うまい棒げんだいびじゅつ味も早々に完売したようで、びっくりしました。

展覧会の感想

現代アートの最前線を走る松山智一の大規模個展。

 伝統とストリートカルチャー、東西の美意識が交差する唯一無二の作品群は、見る者の感性を刺激します。

大胆な色彩、緻密なパターン、圧倒的なスケール感——どこを切り取っても魅力的な空間に。

美術館巡りが好きな方にはぜひ訪れてほしい展示。作品の奥深さに浸りながら、新たな視点を発見できるはずです。

ということで、「松山智一展 FIRST LAST」の超個人的なオススメ度は…。

★★★☆☆

あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。

これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。

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