東京国立博物館 表慶館(上野公園)でハローキティの誕生50周年を記念したイベント「Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-」が、ハローキティの誕生である11月1日から開催しました。
史上最大量の約1000点を超えるハローキティグッズの展示に、オリジナル映像やアーティストとのコラボ作品を紹介。
特設のグッズショップには約300以上ものアイテムが並び、そのほとんどが今回の展覧会用に制作。
また会期中は博物館の敷地にサンリオカフェワゴンが登場し、キャラクターのクレープや、限定グッズなども販売されています。
会場の東京国立博物館表慶館の美しさも堪能でき、ファンはもちろん、ハローキティのユニークさを紐解く素晴らしい展覧会でした。
本記事では東京国立博物館表慶館で開催中の「Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-」について、チケットやアクセスなどの概要に展示内容。所要時間や混雑状況、販売されているグッズ、そして個人的な感想をまとめています。
これから展覧会に行こうと検討している方の参考になれば幸いです。
展覧会の概要
会期 | 2024年11月1日(金)~2025年2月24日(月・休) |
開館時間 | 9:30~17:00 ※金曜・土曜は19:00まで ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日(祝日または休日の場合は開館、翌日休館) ※2月10日(月)は開館 ※12月17日(火)、12月26日(木)〜2025年1月1日(水)は休館 ※12月24日(火)、12月25日(水)は表慶館のみ開館 |
会場 | 東京国立博物館 表慶館(上野公園) |
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
本展覧会は全国へ巡回予定となっております。
11月1日時点で沖縄と京都への巡回が決まっております。
場所 | 期間 | 会場 |
沖縄展 | 2025年3月7日(金)~5月11日(日) | 沖縄県立博物館・美術館 |
京都展 | 2025年9月25日(木) ~ 12月7日(日) | 京都市京セラ美術館 |
入場料・チケット
入場料は以下の通りです。
- 一般:2,000円
- 大学・専門学校生:1,800円
- 中学・高校生:1,600円
- 小学生:1,000円
- 未就学児:無料
チケットは当日東京国立博物館の窓口で購入も出来ますが、人気の展覧会なためチケット購入でも並ぶこともあるもあります。
また、混雑が予想される日は窓口での販売を行わないなどの処置がされる可能性もあります。
ですので事前に各種プレイガイドにて購入するのがおすすめです。
詳しくは公式サイトのチケット情報をご覧ください。
所要時間や混雑状況
私は11月3日(日)の9:30前に着くように向かいました。
しかし、文化の日だったため常設展示を無料開放しており、東京国立博物館にはいるのにすら長蛇の列ができておりました。
30分くらいかけて東京国立博物館敷地内に入ります。
表慶館前にも列ができており、入場まで30分ほど待ちました。
会場内は入場制限されているせいか、思ったより混雑はしていなく、展示作品の鑑賞は快適でした。展示作品の鑑賞時間は1時間ほどです。
SNSでも話題となっていたグッズショップですが、入るまでに1時間程度並びました。
また、グッズショップは10分ごとの入れ替え制となっており、全部吟味してる時間がびっくりするくらいなかったです。あらかじめ何を買うか考えておいた方が良さそうです。
グッズショップに関しては購入制限の内容が変更になったり、一部受注形式の販売を検討したりと初日の混雑を元に対策をされていくようです。
公式のお知らせをチェックしておくとよいかもしれません。
入場から作品鑑賞、グッズショップでのお買い物を含めた滞在時間はだいたい3時間半くらいでした。
帰りはさらに表慶館前の列が伸びており、入場まで50分と案内が出ていたので、朝行ったのは正解だったかもしれません。
なお、会場での写真・動画撮影は可能でした。
展覧会の内容
東京国立博物館の敷地に入ると、表慶館から顔を出してキティちゃんが出迎えてくれます。
展覧会はプロローグを含めた全7章で構成。
それではここから展覧会場の様子を写真中心にご紹介していきます。
展示作品数は1000点を超えるため、だいぶ抜粋&個人的に気になったものが中心となります。
ネタバレは困る!という方はここから下はすっ飛ばしてください。
プロローグ Hellow!You-ハローキティは、あなたの世界にやってくる-
エントランスでもキティちゃんが出迎えてくれます。
このプロローグエリアでは、初期のぬいぐるみも展示されています。
第1章 Hellow!Memories-グッズ出身のキャラクターゆえ近づいたファンとの距離感-
グッズデザインとして誕生したハローキティ。
ここでは過去に発売されたたくさんのグッズを展示しております。
初期のグッズや
ギンガムやタータンチェックのグッズ
色別にまとめていたり
ドライヤーなどの家電シリーズから
ディディベアとコラボしたものなどのぬいぐるみたち
サンリオショップのおまけとして付いてきたプレミアムマスコット
キラキラのラインストーンを使用したオブジェなど
随所にフォトスポットもあります。
電卓や電話と。壁面もかわいい仕様。
第1章だけでもかなりのボリュームでした。
1章が終わると階段を登り2階に移動しますが、2階の階段の踊り場には、現在のハローキティ担当デザイナーである山口裕子氏による今回のキービジュアルが展示されております。
第2章 Hellow!Evolution-変化することを恐れない、デザインのユニークさ-
ファン層によって変わっていくキティちゃんを紹介。
1980年代に流行したモノトーンファッション。1990年代のハイビスカスを取り入れたコギャル・ギャルファッション。
2000年代の海外セレブファッション。原宿で流行していたカワイイ要素を盛り込んだ原宿デコラファッション。
そして甘さを抑え、少し過激さを盛ったストリートファッション。アンダーカバーとのコラボは記憶に新しいですね。
また、ここでは鏡を使ったフォトスポットがあります。
人気でかなりの列ができていましたが、せっかくなので記念に撮影していきましょう。
そしてこの先には「ハローキティシアター」があります。
ここでは映像ディレクターの牧野惇氏が本展のために作ったオリジナルの映像作品を上映。
さまざまなコラボレーションにより、多様に変化するキティちゃんを見ることができます。
第4章 Hellow!Collaboration-変身できるから、誰にでも寄り添える-
吹き抜けのエリアが第4章。ここでは幅広いコラボレーションの歴史を貴重なグッズで振り返ります。
ついつい集めたくなるご当地キティちゃん。へんしん、かぶりもの、おきがえ、くっつきの4タイプに分類されています。
こちらはマクドナルド、JR西日本、日本郵便などの企業タイアップ。
こちらはファッションブランドとのコラボレーション。
ナイキエアプレストとのコラボは驚いた記憶があります。50周年を記念したリカちゃんとのコラボも紹介されています。
キャラクターとのコラボのディスプレイ。
数々の人気キャラとのコラボもお手のもの。ガンダムのプラモほしい。
そして今回の展覧会らしい東京国立博物館とのコラボ。
所蔵されている美術品とキティちゃんとのコラボも見事です。
第5章 Hellow!Friends-キティは、いつでもあなたのそばに-
30人ものアーティストによる本展のために書き下ろししたイラストレーションが展示されています。
題材は「キティとわたし」。アーティストたちのさまざまな想いもコメントとして寄せられています。
お気に入りの作品やアーティストを探すのも良さそうです。
第6章 Hellow!Tomorrow-未来に受け継がれるハローキティのユニークさ-
最後の章ではキティとサンリオキャラクターたちのフォトスポットが用意されています。
巨大なサンダルを履いた写真が撮れるスポット。
巨大なドライヤーを使っているような写真が撮れたり
文房具を使ったりといろいろなポーズでみんな写真を撮っていました。
反対側の階段から一階に降りるのですが、ここにはカルティエとのコラボ腕時計が展示されています。
そして特設の物販コーナーに続く部屋には今回のキービジュアルのキティちゃんと、同じ格好をしたサンリオキャラクターたちが並んでいます。
会場でしか手に入らないオリジナルグッズ
特設のグッズショップには約300以上ものアイテムが並び、そのほとんどが今回の展覧会用に制作されたものだそうです。
前述しましたが、グッズショップに入るのにもかなり待ちます。1時間くらい外のスペースに並ぶので天気の対策や、事前にトイレに行くなどしておいたほうがよさそうでした。
また、私が行ったときはグッズショップは10分ごとの入れ替え制となっておりました。
ショップ内も混んでいるのでグッズを見るのも時間がかかるため、事前に欲しいグッズの目星を付けていくことをおすすめします。
グッズショップ内は撮影禁止なので、買ってきたものだけご紹介。
キティちゃんが身体を張って文字となっている手ぬぐいとポーチとシール。
そしてシークレット前髪クリップ。
ショッパーもかわいかったので購入しました。
ワークショップやステッカーがもらえるキャンペーンも
カスタム缶バッジが作れるワークショップもやっています。
デザインを決め、イニシャルや場所名、日付などを入れることができます。
展覧会の記念にオーダーしていくのもよいですね。
また会場限定のオリジナルステッカーがもらえるSNS投稿キャンペーンもやっています。
会場の様子を写した写真をハッシュタグを付けてSNSに投稿した画面をスタッフに見せるだけで、キービジュアルのステッカーがもらえます。
博物館の敷地内にはサンリオワゴンも登場
会期中は東京国立博物館の敷地内にはアニバーサリー記念特別のサンリオワゴンも登場。
会場限定デザインのクレープなどが用意されています。
飲食だけでなくグッズも販売されており、限定のものもあるようなのでお見逃しなく。
入場するときは誰も並んでいなかったのに、帰りは長蛇の列ができていました。
ハローキティ展の感想
事前にいろいろな情報が飛び交っており、若干不安ではありましたが、思ったより待ち時間もなく純粋に展示を楽しめました。
1000点を超える圧倒的な展示数に、50年間のハローキティの歩みだけでなく、世の中のトレンドに沿った変化が見れたのもとても勉強になりました。
グッズショップもはじめは買うつもりが無かったのに、欲しくなる魅力的なアイテムがたくさんありました。
また、フォトスポットも多く用意されているので友達と、家族と思い出作りにも良いのではないでしょうか。
ということで、「Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-」の超個人的なオススメ度は…。
★★★☆☆
あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
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