ブログを書くようになってからコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)が欲しいなと思っていましたが、ついに先日「RICOH GR3X」を購入しました。
さまざまなコンデジがある中からGR3Xを選んだ理由は主に以下の5点です。
- とにかく小さくて軽い
- 起動が速く、静か
- 小さいのにキレイに撮れる
- スマートフォンに手軽に連携できる
- デザインがかっこいい
本記事では上記理由の深掘りと、実際に買ってみてどうだったかのレビューを私なりにまとめたものとなります。
コンデジの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
私がコンデジを買おうと思った理由
まず、そもそもなぜコンデジが欲しいと思ったのかというところからお話しさせてください。
私はこのブログ制作用にアート作品の写真撮影をスマートフォンで行なっていました。
私の使用しているスマートフォンは「iPhoneⅩs」でしたので、まず写真のクオリティ、特に暗いところでいい写真が撮れないなぁという悩みがありました。
最新の「iPhone13Pro」に機種変更をしようかと思っていた時期もありましたが、静かな美術館などではiPhoneのシャッター音が個人的にはすご〜く気になるんですよね。
集中して作品鑑賞している人の邪魔にならないようにシャッター音や操作音が静かで、作品の前でカメラを構えて作品を見たい人に迷惑がかからないようにすぐ撮影ができるコンデジが無いかなと探すようになりました。
また、最近の美術館の展覧会では音声ガイドをスマートフォンで聴く機会が増えたので、音声ガイドとして使いながら写真撮影するのが面倒になることもありました。
さらに、iPhoneでカメラを起動しているとどうしても電池消耗が激しくなります。会場が複数あるような国際芸術祭などではiPhoneでGoogleマップなどを見ながら移動することが多いのですが、その途中で電池切れを起こしたくないという理由などからコンデジを買うことを決めました。
GR3Xを選んだ理由
上記のコンデジを買う理由に一番マッチしたのがGR3Xでした。
購入して3ヶ月経ちますが、かなり満足しています。
これから具体的にGR3Xに決めた理由を述べていきます。
ちなみに私はカメラ超初心者ですので、そこは違うだろうという意見もあるかと思いますのがご了承を。
とにかく小さくて軽い
サイズは約109.4×61.9×35.2mmと超コンパクト。
iPhone13が146.7×64.2×7.65mmと考えると、スマートフォンを持っているのと変わらないサイズ感です。
重さも262gとかなり軽量。
このサイズならジャケットやコートポケットはもちろん、ズボンのポケットに入れられます。
カバンに入れても邪魔にならないので持ち運びにはかなり便利です。
あまり荷物を多く持ち歩きたくない私にとっては小さくて軽いというのは大きなメリットです。
起動が早く、静か
美術館で使ってみて、一番良いなと思ったのが、とにかく起動が速い点です。
電源をオンしてからシャッターがすぐに押せます。
美術館などで撮影する時にもたついていると、他の鑑賞者の邪魔になったり、他の人が写り込んじゃったりすることも少なくないです。
その点、このGR3Xは撮ろうと決めた時にすぐ撮れるので、そういったことも少なくなるのではないかなと思いました。
また、起動音もシャッター音もかなり小さいのでシャッター音などでその空間の雰囲気をぶち壊すということもあまり無いのも気に入っています。
小さいのにキレイに撮れる
手のひらサイズの中に2424万画素のAPS-Cセンサーを搭載。
ほとんどのコンデジは1インチサイズのセンサーを使っていることが多いのですが、GR3Xが搭載しているAPS-Cセンサーは一回り大きいセンサーとなっています。
大きいサイズのセンサーのほうが、光をより多く取り込めるので、より描写力の高い写真が撮れるそうです。
画素数は2424万画素もあり、拡大しても細部まで解像度の高い写真を撮影することができます。
もちろんフルサイズのカメラと比べると描写力は劣りますが、APS-Cセンサーの一眼レフやミラーレスと同じくらいの描写力をこの手のひらサイズで実現しているのは大きな魅力です。
まさにポケットサイズの一眼レフカメラを持ち歩いているような感覚です。
気になっていた暗い場所の撮影は、若干オートフォーカスが迷うこともありますが、描写力は文句なしです。
40mm F2.8のレンズは被写体に寄って、背景をぼかして雰囲気のある写真も撮影ができます。
また40mmという画角はテーブルフォトも撮りやすいです。カフェなどで料理もしずる感のある写真が撮れます。
マクロモードも搭載されています。マクロモードでは最短撮影距離が12cmとなり、かなり被写体に近づいて撮影することができます。
マクロモードでは被写体の表面の質感などが繊細に表現でき、植物や虫などを撮るのにも使えますし、アクセサリーのような小さいものの撮影もできます。
GR3Xにはイメージコントロールの種類も多く、モノクロやフィルム風の撮影などのバリエーションが充実しています。
モノクロの表現が個人的にはかなり気に入っています。
また、私は使いこなせていませんがカメラ内でのRAW現像が出来たりもします。
スマートフォンに手軽に連携できる
専用スマートフォンアプリ「Image Sync」を使うと写真をスマートフォンに転送ができます。
1度登録してしまえばあとはアプリを立ち上げるだけですぐに接続できる手軽さもかなりメリットと感じました。
また、カメラ側でスマホに送る写真を事前に選んで登録することもできます。送る形式もJPEG、RAWと選べ、事前に設定しておけばスマホアプリを立ち上げて、カメラとスマートフォンが繋がるとその設定した画像が自動で転送されます。
パッと撮影して、SNSなどにシェアしたいという方にはかなり便利な機能だと思いました。
デザインがかっこいい
無駄なものが一切ないシンプルなデザインがとてもかっこいいと思います。
真っ黒でロゴは目立たず、グリップはしやすい形状。付属のストラップを使えばしっかりと安定します。
操作ボタンなども本体右側に集中しており、右手だけで簡単に操作できるのもポイントです。
GR3Xのデメリットは
3ヶ月使ってみて、おおむね満足していますが、デメリットというか少し気になる点は以下の通りです。
バッテリーの消耗が早い
バッテリーの消耗は早いと思います。コンパクトサイズだからバッテリーも小さく、それゆえのデメリットかと理解していますが、一日中使っていると(撮影枚数300枚くらい?)バッテリーが切れてしまいます。
ただ、USB充電に対応しているので、モバイルバッテリーとUSB TYPEーCケーブルがあれば充電できます。
直接GR3Xとは関係ないかもしれませんが、私は旅先などではUSB急速充電器とモバイルバッテリーを1台で2役こなす「Anker PowerCore Fusion 10000」を持っていきます。スマートフォンとGR3Xを同時に充電でき、色々なシーンで使うことがあるので個人的にはかなりおすすめ。
モバイルバッテリーはちょっと重いから持ちたくない・・・という方は予備のバッテリーを購入した方がいいと思います。私もとりあえず1個は追加で購入しましたが、バッテリー自体はかなり小さく軽いので負担にはそんなになりません。値段が3千円強とちょっと高いのが難点。
美術館では40mmが狭いときも
40mmだと、大型のインスタレーション作品などは全体が入りきらないことが多々あります。
あと展示室全体の雰囲気などを撮ろうとしても、うまく全体が収まらないことが多いです。
28mmのGR3なら全て収まるのかなと思うこともありますが、逆にポートレイトなど寄りたい時が面倒に感じるかもしれないので一長一短ですね。
ほかにも
- ファインダーがない
- フラッシュがない
- ズームがない
- 動画撮影はおまけ程度
という点もありますが、そちらは購入前から理解していたので、今回は触れません。
GR3Xを購入するならどこがお得か
リコーの公式サイトでは129,800円〜販売されています。
家電量販店、ネット通販と色々比較検討しましたが、Amazonや楽天、PayPayモールのお得なイベント時に購入するのがおすすめです。
私はちょうど超PayPay祭のタイミングで購入。ポイント還元率がかなり高く、お得に購入できたと思っています。
買って良かったアクセサリの紹介
アクセサリは必要に応じて購入していますが、とりあえず以下2点を購入しています。どちらも満足度が高いのでついでにご紹介させていただきます。
HAKUBA デジタルカメラ液晶保護フィルム
ポケットに出し入れすることが多いので液晶に傷がつくのを防ぐために購入。
正直何でもよかったのですが(笑)、簡単に貼れて、貼っているのがわからないくらい透明度も高いのでかなり満足しています。
JJCカメラポーチ
バッグなどに入れるときは流石に本体に傷が付いてしまいそうだったので、ちょうどいいサイズのケースを探していたところ、ヒットしたのがこのカメラポーチ。
本当にピッタリサイズ。内側とフラップ部分にはポケットも付いていて、私は予備のバッテリーをこちらに入れています。内側は SDカードを入れるのに良さそう?
ストラップをケースから出すこともできるのも地味にいいです。
最後に
高い買い物でしたが、GR3Xを購入して非常に満足しています。
手軽に持ち歩けて、静かなので周りの人の注目されずにサッと撮影ができ、何より写真のクオリティがグッと上がったと素人目からしてもわかります。
スマートフォンで撮影することが大幅に減り、ちょっと出かける際にもGR3Xを持ち歩き、気になったら取り出して撮影するということが増えました。
しかし、まだまだ使いこなせていない点があるのも事実。GR3Xのポテンシャルを最大限引き出してもっと良い写真が撮れるように、これからもガンガン使っていきたいと思います。
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