手塚治虫の代表作の一つである「ブラック・ジャック」。今年はその連載50周年にあたる年で、それを記念して六本木ヒルズの東京シティービューで「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が開催中です。
500点以上の原稿に加え、連載当時の「週刊少年チャンピオン」や、1970年代に発行された単行本、そして200以上のエピソードの直筆原稿が展示れるほか、特設ショップではさまざまなグッズが販売されていたり、会場に隣接するレストランではコラボメニューが楽しめたりと、ブラック・ジャックファン必見の内容となっています。
小学生の頃、病院の待合室で偶然単行本を読んで一気にハマり、いまでも大好きな漫画の一つです。
東京シティービューで今回の展覧会が開催されると聞き、すぐに前売り券を購入し、この週末行ってきました。
本記事では「ブラック・ジャック展」について、チケットなどの概要と実際の内容、混雑状況に所要時間、グッズ、そして個人的な感想をまとめています。
ブラック・ジャック展に行こうと検討してる方、これから行く予定の方の参考になれば幸いです。開催期間は1カ月と短いため、気になっている方はお早めに。
「手塚治虫 ブラック・ジャック展」の概要
- 会期:2023年10月6日(金)〜11月6日(月)
- 開館時間:10:00〜22:00(最終入場21:00)
- 会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
- 住所:東京都港区六本木6-10-1
チケットについて
前売り券と当日券が用意されています。また、平日と土日祝日で値段が若干違います。
前売り券
平日 | 土日・祝日 | |
---|---|---|
一般 | 2,100円 | 2,300円 |
学生(高校・大学生) | 1,600円 | 1,700円 |
子ども(4歳〜中学生) | 800円 | 900円 |
シニア(65歳以上) | 1,800円 | 2,000円 |
当日券
平日 | 土日・祝日 | |
---|---|---|
一般 | 2,300円 | 2,500円 |
学生(高校・大学生) | 1,700円 | 1,800円 |
子ども(4歳〜中学生) | 900円 | 1,000円 |
シニア(65歳以上) | 2,000円 | 2,200円 |
前売り券の購入はローソンチケット、東京シティビューオンランチケットから。
当日券はチケットカウンターで購入が可能です。
2名以上で行くと1人あたり1900円とお得になるペアチケットがおすすめ。
ただしローソンチケットのみでの販売で、無くなり次第終了となります。
ローソンチケットで購入したペアチケットはローソンで発券後にチケットカウンターでチケットと交換する必要があります。
会場の様子
私は土曜日の10:00〜のペアチケットを購入。
朝一の枠なのでエントランス前には長蛇の列ができています。
チケットを交換後、エレベーターで52階まで上がり、入り口でチケットのQRコードをかざして入場します。
入場前にコインロッカーに荷物を預けていたら会場前に特に並びはできていませんでした。
入場開始時間直後ということもあり、エントランスにはなかなか人が入っています。
このエントランスエリアは東京シティービュー展望台入場チケットでも入れますし、写真撮影が可能です。
窓にはブラック・ジャックの名台詞とドクター・キリコとのワンシーンが展示されています。
ここでの注目はマンガの世界観を表現した2ヶ所のフォトスポット。
1つがブラック・ジャック邸の居間。ブラック・ジャックとツーショット写真が撮れます。
もう一つが手術台の上に乗れるフォトスポット。
居間は撮影の並びができていましたが、手術台は少し恥ずかしいのかほぼ並びはなく、すんなり撮れました。
エントランスから通路に進むとブラック・ジャックに登場する個性豊かなキャラクターたちが、裏話や謎を各登場エピソードと併せて紹介されています。
そして主要キャラクターたちと写真が撮れるフォトスポットも用意されています。
また、手塚治虫の作業デスクを再現したもの(説明がなかったので推測ですが)も置かれていました。
ここから先は展望台のチケットでは入れない有料の鑑賞エリア。また撮影は一切禁止となります。
入り口は「人生の名のSL」の一コマ。知っている人が見たら感慨深い。ここで記念撮影もしたいけど並びができていて難しかったです。
まずは手塚治虫がブラック・ジャックを生み出すまでの背景を資料や関係者へのインタビュー映像で掘り下げています。
そのあとはテーマごとのエピソードの原稿を展示。その数は約140話にもなります。
そのほかにも手術シーンを現代アート的な視点から鑑賞する展示や、現在も第一線で活躍している医療従事者たちもリスペクトするブラック・ジャックを、医療の側面から鑑みるコーナーも展開します。
かなりの情報量が狭めの展示スペースに埋め尽くされているので、混雑しているところがかなりありました。
特に入り口周辺はなかなかまともに見れないくらい混んでいたので、空いている展示場所から見ていくのが良さそうです。
展示室を抜けるとブラック・ジャックへのメッセージが貼られたボードがあります。
来場者は置かれている付箋にメッセージを書いて貼って帰ることができます。
その隣には間久部緑郎と写真が撮れるスペースもありました。
特設ショップでオリジナルグッズを販売
展覧会を締めくくるのは特設ショップ「崖の上の一軒家」。
ここでしか買えない限定品や、人気アパレルブランド「glamb」とのコラボレーションしたアイテムなどかなりの種類のグッズが販売されていました。
公式サイトにも少し商品が紹介されています。
図録はかなり高級感のある仕上がり。ピノコのスクイーズボールなどユニークなものも多数あって見てるだけで楽しいです。
すでに完売していたアイテムを数種類ありましたので、気になるものがある方は早めに足を運んだ方がよさそうです。
レストランのコラボメニュー
展覧会会場と同じフロアにあるレストラン「THE SUN & THE MOON(Restaurant)」では、ブラック・ジャック展とのコラボメニューが楽しめます。
一番人気は「ピノコとピンクアフタヌーンティー」。かなりゴージャス。
席に限りがあるので、絶対にアフタヌーンティーを楽しみたいという方は事前に予約していた方が良さそうです。
混雑状況に所要時間、そして個人的感想
土曜日の10時の枠にいきましたが、かなり混んでいました。
特に原稿の展示されているエリアは順番に見るのは困難だったので空いてるスペースから準備鑑賞していきました。
次の予定があったため、飛ばしてしまった内容もありましたが所要時間は1時間半ほどでした。
ちゃんと全部見るなら2〜3時間は必要だと思います。
原稿がメインでしたが、今の時代も色褪せることのないブラック・ジャックの素晴らしさを改めてしれました。
またフォトスポットや特設グッズショップなどここでしか楽しめない要素もたっぷりで、ブラック・ジャックが好きな人はもちろんですが、ブラック・ジャックを読んだことがない人も読んでみたいと思えるきっかけになる内容なのではないかと思いました。
ということで、「手塚治虫 ブラック・ジャック展」の超個人的なオススメ度は…。
★★★☆☆
あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
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