1989年連載開始され、32年間も続くダークファンタジー漫画「ベルセルク」。2021年5月に作者の三浦建太郎先生がご逝去されたと発表があり、未完の名作となってしまいました。
ベルセルクの魅力は圧倒的な画力です。描き出されるキャラクターや、目を背けたくなるような非情なストーリーはその圧倒的な画力があるからこそ輝きます。
その「ベルセルク」の大規模な原画展「大ベルセルク展〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」が東京・池袋のサンシャインシティ展示ホールAで開催。
三浦先生の描いた原画やイラスト300点以上が展示。原画以外にもクオリティの高いフィギュアやジオラマ、ベルセルクの世界に入り込めるフォトスポットに、ここでしか買えないグッズなど、ベルセルクファンは必見の内容となっています。
私自身も高校生の頃にベルセルクをはじめて読んで以来、その世界感やキャラクターにハマり、コミックスを集めていたベルセルクファンの1人であります。
本記事はそんな私が実際「大ベルセルク展〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」に行ってみて、混雑状況や所要時間に展示内容、グッズ、そして超個人的ではありますが感想をまとめたものになります。
東京展はもう終わってしまったので、12月に開催される大阪展での参考になれば嬉しいです。
チケット・音声ガイドについて
チケットは混雑緩和のため、一部入場時間指定制となっています。
会期初日・土日祝日、平日の10〜11時は日時指定制。それ以外の時間帯は日時指定なく入場可能ですが、会場の状況によって整理券を配布する場合や、来場時間によっては入場をお断りする場合もあるそうです。
チケットの種類は4種類
- 一般 2000円
- 音声ガイド 700円
- 記念グッズA(ART OF WAR製作 本展記念ベヘリットペンダント)付き 5000円
- 記念グッズB(ドラゴンころしピンバッジ)付き 2,500円
当日券・音声ガイドは会場での販売もあったと思いますが、事前購入が安心です。
音声ガイドについて
音声ガイドはパック(CV:水原 薫さん)、イシドロ(CV:下野 紘さん)、シールケ(CV:斎藤千和さん)、イバレラ(CV:新井里美さん)の撮りおろしボイスです。会場に訪れた彼らと一緒に展示をお楽しめるようになっています。
音声ガイドは会場入口でチケットと交換になります。視聴方法は機器を借りるか、自身のスマートフォンで聞くパターン(QRコード読取り、2時間限定)から選べます。
私は音声ガイドも購入しましたが、アニメ版は見てなかったですし、作品や物語の解説はほとんどしてくれないので、買わなくてもよかったかなと思っています。
大ベルセルク展、会期や会場について
会期終了後は12月から大阪へ巡回していきます。その後も日本国内各地での開催を計画中らしいです。
会場の混雑状況と所要時間
話題の展覧会なだけあって、気になる混雑状況。
私は平日の12:30ごろに会場に着きましたが、長蛇の列!完全に平日だからって油断していました。
足元にNoが書かれているので何人並んでるのかわかるようになっていて、私の時は68でした。
でも、列の進みは早くて30分くらいで入場できました。
チケットを渡すとグッズショップで必要となるポストカードと、AR作品を楽しむ方法が書かれたチラシを受け取り、音声ガイドのQRコードをスマートフォンで読み取って会場へ進みます。
会場に入ってから、出るまでの所要時間は約2時間くらいでした。入場までの並びの割には、中はそこまで混んでおらずじっくり作品が見ることができました。
会場内の展示内容について
会場に入ると、まずは大迫力のガッツがお出迎え。
また、入り口付近には三浦建太郎先生のメッセージがあるのでお見逃しなく。
先に進むとガッツの巨大な剣「ドラゴンころし」と義手などが置かれたキャラクター紹介エリアに。
グリフィスの甲冑が神々しい・・・。
さらに奥に進むと、単行本のストーリー進行とは違って、時系列順に原画やフィギュア、ジオラマの展示が続きます。
300点を超える原画は圧巻としか言いようがありませんでした。
力強くも繊細なタッチにスクリーントーン、修正ペンなど漫画らしいモノクロページに水彩や油絵などのように描かれたカラーページ。一枚一枚がアート作品といっても過言ではないです。
漫画でも画力がすごいなと感じていましたが、ここまで細かく描かれているんだなと驚きました。
原画は撮影不可なので、ぜひ会場に行って見てもらいたいです。
原画に合わせて、フィギュアやジオラマなどの展示もされています。そちらは撮影可能。
不死のゾッド。カッコ良い、、。(語彙力、、)
途中に「蝕」を再現した大型セットも。こちらは撮影不可エリア。さすが蝕を再現しているだけあって、禍々しくなっており、長時間いると気分悪くなりそう(笑)
ゴドーの鍛冶場も再現。ドラゴンころし、やっぱりでかい。
妖精郷のジオラマも。栗もったパックかわいい。
髑髏の騎士がカッコよすぎます。(再び語彙力、、、)
単行本1巻の表紙を再現できるフォトスポットも。でも私が行ったときはあまり撮ってる人いないという。
実寸大の巨大ゾッド像。大迫力!!ゾッドと夢のツーショットが撮れます。けむくじゃらでちょっとかわいい。さすがにここは人気のフォトスポットになっていました。
旅の仲間たち。
狂戦士の甲冑を着たガッツ。顔の表情まですごい!
夢の回廊でのシーンも。
展示の最後には三浦建太郎先生のインタビュー映像を見ることができます。展覧会についてや今後のストーリーについて話されており、まさか亡くなってしまうなんて、、、。本当に残念でしかたないです。
大ベルセルク展のグッズについて
大ベルセルク展は豊富なオリジナルグッズも楽しみの一つではないでしょうか。
ベヘリットの製氷機や生贄の烙印が浮き出る醤油皿など個人的にも気になるグッズがいっぱい。私は行くのが遅かったため、かなりの商品は完売となっていました。
とりあえず蝕ッキーと、マグネット買っておきました。
グッズショップで会計時には受付でもらったポストカードに生贄の烙印スタンプが!なかなかニクい演出です。
大ベルセルク展に行ってみた感想
300点を超える原画と、その展示を彩るフィギュアやジオラマなどの造形物もクオリティが高く、最後には三浦建太郎先生のインタビュー映像も見れて大満足の内容でした。
一連の展示を見た後のグッズショップでは面白い商品が多く、財布の紐が緩む覚悟が必要となります。
そして、この展覧会の後はベルセルクを読み返したくなることは間違いないでしょう。(私はすぐに漫画喫茶に篭りました)
ベルセルクを見たとこがない人も、圧倒的な画力の原画を見たり、展覧会内でベルセルクの壮大なストーリーを知ったら漫画を読むきっかけになるんじゃないかなと思います。
ということで、「大ベルセルク展〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」の超個人的なオススメ度は…。
★★★★☆
あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。
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