東京・天王洲で開催中の「Gucci Garden Archetypes (グッチ ガーデン アーキタイプ)」展 に行ってきました。
SNSで芸能人やインフルエンサーが展覧会の写真をアップしているのを見て、気になっていましたが、私も先日行ってきました。
展覧会の入場はなんと無料!事前予約制で、そこまで混雑もなく、映える写真が撮れるためみんな写真を撮りまくっていました。(私も)
会場の最後にはここでしか買えないオリジナルグッズも販売。
本記事は「Gucci Garden Archetypes (グッチ ガーデン アーキタイプ)」展 の内容、予約方法、アクセス、混雑状況、所要時間と私の個人的な感想をまとめたものになります。
約1ヶ月と短い期間ではありますが、無料ということもあり、時間があれば立ち寄りたいおすすめの展覧会です。
「Gucci Garden Archetypes (グッチ ガーデン アーキタイプ)」展 とは
GUCCI(グッチ)がブランド創設100周年を祝した没入型の展覧会。
これまで同ブランドが展開してきた広告キャンペーンを通じて、クリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレが描くビジョンと美学、インクルーシブな哲学を映し出すものとなっております。
2021年5月にフィレンツェで開催され、世界複数の都市で展開されて、9月23日よりついに日本でも開催されることになりました。
会場の中は、テーマごとに物語性のある複数の空間に分かれています。
その空間ごとに最先端のテクノロジーや職人たちの手仕事、斬新なインテリアデザインによる没入体験を楽しむことができるようになっています。
展覧会の概要
展覧会名 | 「Gucci Garden Archetypes (グッチ ガーデン アーキタイプ)」展 |
開催期間 | 2021年9月23日(木・祝)~10月31日(日) |
時間 | 11:00~20:00(金・土・祝前日は21:00まで) ※最終入場は閉館時間の30分前まで |
入場 | 無料 ※事前予約制 |
会場 | B&C HALL・E HALL |
住所 | 東京都品川区東品川2-1-3 |
予約方法
グッチ公式LINEアカウントから予約します。
予約者+1人まで同伴が可能。名前や電話番号、お住まいの地域などを入力してから日時を指定します。
日時指定は下記の時間内から30分区切りで指定が出来ます。
・月~木・日:11:00〜19:30まで
・金・土・祝前日:11:00〜20:30まで
※最終入場は閉館時間の30分前までです。
必要事項を入力し、日時選択をすると確認画面に移動するので内容を確認して送信をすると、入場時に必要なQRコードが送られてきます。
送られてくるQRコードのメッセージには地図の確認や予約内容をLINEでシェアできたりもします。
また予約日時前日にもLINEで確認のメッセージが送られてきます。
会場内の混雑状況、展示内容について
白い壁面にピンクのペイントがされた会場。
時間ぴったりに行きましたが、少し並びがありました。消毒&検温をして並びます。
会場にはロッカーやトイレがないので注意が必要です。
並びの進みは早め。中に入ると予約時に送られてきたQRコードを読み取り、パンフレットを受け取ります。
自身のスマートフォンを使う音声ガイドもあり、必要な場合はスタッフの方にQRコードを見せてもらい、スマートフォンのカメラで読み取って使用します。
ただ音声ガイドの内容はほとんどパンフレットの内容だったので必要ないかも。
それでは順番に作品をご紹介していきます。
Room0 コントロール ルーム
万華鏡のようなモニター群が、幻想的な闇の中に浮かび上がり、訪れる人をこれから始まる旅へといざないます。
映像のモンタージュは、それぞれのエキシビションルームの要素を混ぜ合わせたものになっています。
Room1「グッチ コレクター」
2018年秋冬コレクションの広告キャンペーン「グッチ コレクター」で主役となった、浮遊感ただよう世界を再現。
コレクションケースにはグッチの商品のほか、標本や鳩時計などが展示されています。
鏡がアイテムを増殖させ、終わりのない空間にいるかのような効果をもたらし、大量のコレクションが折り重なる幻惑的なインスタレーションとなっています。
Room2「オフコース ア ホース」
ピンクの部屋には複数の手と豊かな髪を持つロボットが。髪のように見える毛は馬のしっぽ。人馬一体のロボットのようです。ときどき揺れ動くのが若干ホラーのよう。
液晶からは馬と人間との夢のような一日を映し出されています。
Room3 グッチ ビューティ ネットワーク
多数のモニターから映し出されるのは、画面を撫でるようなキスの映像です。
リップスティックの広告キャンペーンを、アレッサンドロ・ミケーレの解釈する美を表現したビデオポスターに変えたものだそうです。
Room4「アーバン ロマンティシズム」
2015年秋冬コレクションの広告キャンペーン「アーバン ロマンティシズム」は都会の地下鉄が舞台。
「まだ来ない」と「もう行ってしまった」の間で動き続けるこの場所で物語を紡いでいます。
側面の窓からは、実際の地下鉄のルートに合わせてはめ込まれた、光あふれるロサンゼルスの風景を見ることができます。
マネキンは超リアル。
Room5「トウキョウ ライツ」
2016年秋冬コレクション広告キャンペーン「トウキョウ ライツ」の舞台は東京。
大型トラックが停まる立体的なセットが置かれ、トラックは脈打つように光を放ち、ネオンに彩られた気だるい日本の夜をそぞろ歩く若者たちを乗せて走ります。
壁はキラキラ。ショーウィンドウは虹色に縁取られています。
Room6「ダン レ リュー(路上にて)」
1968年のパリの学生と労働者によるデモ「五月革命」当時の喧噪がよみがえる展示で、通路の壁にはフランス語でスローガンやメッセージが書かれています。
壁一面に書かれたスローガンやメッセージには、荒々しくもやさしく、愛と美、未来への賛歌をささげています。
Room7「グッチ アンド ビヨンド」
1960年代から1970年代のSF映画やテレビ番組を取り入れ、20以上のシーンを宇宙の叙事詩として表現した2017年秋冬コレクションの広告キャンペーン「グッチ アンド ビヨンド」。
この部屋では1960~1970年代のSF映画をモチーフにした映像やジオラマが展示されています。
Room8 イン ブルーム
Room7と同じ空間内にあるこの部屋には目の前を花々が埋め尽くし、5月の朝の田園のような自然が表現されたインスタレーションが設置されています。
2017年に、アレッサンドロ・ミケーレがグッチで初めて発表した女性用フレグランス「グッチ ブルーム」の香りが満たされているのですが、全然気付かなかったです。
Room9「グッチ ハルシネーション」
部屋を取り囲む壁画は、スペイン人アーティスト、イグナシ・モンレアルの作品。
リアリズムを特徴とするイグナシの絵画は、ときにポップで象徴的、ときに魅惑的で錬金術のような、ハイブリッドな世界を作り上げています。
Room10「レベリオス ロマンティクス」
2016年春夏の広告キャンペーン「レベリオス ロマンティクス」の部屋はベルリンのクラブの化粧室を再現。
彼らが急ぎ足でダンスホールに戻る瞬間が、マネキンの姿と動きで忠実に表現されています。
個室の中にはどうやら情事が行われている模様。
Room11「#カム アズ ユーアー_RSVP」
真っ白な陶磁器とクリスタルのグラスが並んだ、キッチンの収納庫のような空間。
小林幸子さんの衣装のようなヘッドドレスが印象的でした。
Room12「グッチ プレタポルテ」
2019年秋冬コレクションの広告キャンペーン「グッチ プレタポルテ」は、ファッションショーという儀式がテーマ。
皺のある大判のポスターは離れた場所からでも視認でき、語らずともプライドと決意を表現しています。
オリジナル商品が並ぶギフトショップ
最後はギフトショップ。
トートバッグやノートなど、オリジナルの商品が並びます。
オーダーシートに欲しいものを記入して購入します。
私が行った時は7割近く完売しておりました。さすがグッチ。
「グッチ ガーデン アーキタイプ」展の所要時間と感想
大体所要時間は30分もかからない程度です。
無料で見ることができて撮影OK(動画はNG)。
グッチの独特な世界観で写真が撮れるので「映え」写真が目当ての人にはおすすめかもしれません。
ただ、そこまで混んではいなかったのですが、狭い空間でも真ん中に居座り続けて映え写真を撮りまくる人多数。
純粋に作品を見て楽しみたいという人にはストレスが溜まるものかもしれません。
ということで、「グッチ ガーデン アーキタイプ」展の超個人的なオススメ度は…。
★★☆☆☆
あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。
無料だし、長くても1時間かからない展覧会なので、天王洲周辺の展覧会やギャラリーに寄るのもオススメです。今なら「バンクシーって誰?」展などもやっていますので、まだの方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
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