メゾンマルジェラの表参道店リロケーションを記念して、大規模なインスタレーション「シネマ・インフェルノ」が渋谷で開催中です。
私の好きなブランドの一つであるマルジェラのインスタレーションが無料で見られるということで早速行ってきました。
クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノのコンセプトによる、オートクチュールと映画、演劇が一体化したシアトリアカルな世界が展開され、とても見応えがありました。
入場は事前に予約が必要ですが無料です。開催期間は短いので気になる方はお早めに。
本記事はメゾンマルジェラの大規模インスタレーション「シネマ・インフェルト」の概要、チケット、予約、アクセス、所要時間や混雑状況などに個人的な感想をまとめたものとなります。
「シネマ・インフェルノ」の概要
- 会期:2023年7月29日(土)〜8月15日(火)
- 開常時間:11:00〜20:00 ※最終入場19:30
- 休館日:8月9日 15:00-20:00
- 入場料:無料 ※事前に日時予約が必要
- 会場:パークウェースクエア2
- 住所:東京都渋谷区神南 1-19-10
入場は無料ですが、日時予約制となっています。日時予約はメゾンマルジェラの公式サイトから可能です。
11:00〜19:30まで30分ごとに分けられており、空いている枠を選んで予約します。同伴者は1人までなので3人以上で行きたい場合は2人以上で予約する必要があります。
予約が完了するとメールが届き、そのメールを会場入り口で見せると入場できます。
予約してもキャンセルができるのでとりあえず行けそうな日を予約するのもいいと思います。
また、事前予約が優先ですが、枠が空いていれば当日入場することもできそうです。
シネマ・インフェルノとは
メゾンのクリエイティブ・ディレクター、ジョン・ガリアーノが2022年「アーティザナル」コレクションの製作に合わせて構想した物語で、イギリスの演劇カンパニー「Imitating the Dog」の協力を得て、ひとつのパフォーマンス作品として完成させました。
アーティザナルとはパリのアトリエで手作業で製作されるオートクチュールコレクション。先鋭的なクリエイションの実験室として、全てのコレクションへと派生するメゾンのコードを探求します。
そして昨年7月にパリのシャイヨー宮の劇場で演劇と映像が一体化したアッサンブラージュ・パフォーマンスというこれまでにないフォーマットで発表されました。
今回渋谷で展開するインスタレーションはその舞台を再現したものとなっています。クラシックなトラペーズコートやシャーベットカラーのプロムドレス、新たに開発されたテクニック「サンドストーミング」のコートなど、登場人物がまとう22年「アーティザナル」の服やシーンや役柄にふさわしいテクニック、素材、色調で構成され、オートクチュールの文脈を通じてガリアーノの物語を伝えています。
会場の様子
パークウェースクエア2は渋谷パルコの斜め向かい、公園通りギャラリー隣りにあります。
昔の映画館のような雰囲気のエントランス。
外にもマネキンが飾られています。
入り口で予約完了メールを見せて入場。入ってすぐパンフレットをもらいます。ちなみに会場での写真撮影は可能で、動画も大丈夫でした。
足元にはメゾン マルジェラのアイコニックな「タビ」の足跡がペンキで描かれており、展示品のキャプションが書かれ、そのまま順路を示すような役割を担っています。
足跡に沿って奥に進むとシネマ・インフェルトの登場人物を演じるマネキンが置かれております。
入ってすぐにもらったパンプレットにはそれぞれのマネキンの着用しているアイテムの説明などが書かれています。
さらに奥にはさも本物の映画館のような椅子が置かれ
正面のスクリーンをコンバーチブルカーが突き破っています。
決して広くはない空間ですが約20体ものマネキンが展示されていて、着用しているアイテムを一つ一つ見てるだけでも楽しめます。
足跡は階段の先にも続いており
地下一階に着くと、赤く照らされたマネキンが一体。
そして奥にはスクリーン版の「シネマ・インフェルノ」(約35分)を見ることができる部屋があります。
天井まですべて鏡でできたミラールームとなっており、「シネマ・インフェルノ」の世界に没入できます。
ちなみにここで見れるスクリーン版のシネマ・インフェルノは公式サイトからも見れるので気になる方はぜひチェックしてみてください。
所要時間に混雑状況、そして感想
私は初日の17:30の枠を予約して行きました。15分前くらいに着いてしまいましたが、入れてもらえて1階を回っているときは他の鑑賞者は数組程度でした。写真も撮りやすくてとてもよかったです。
しかし、地下一階のミラールームはかなり混んでいて入場制限がされるほどでした。
所要時間はミラールーム内でスクリーン版のシネマ・インフェルノを全部見て1時間ちょっとです。ゆっくりマネキンを見たりすれば1時間半くらい、ミラールームはちょっと入るだけでいいという方なら30分くらいで大丈夫だと思います。
メゾンマルジェラの世界観が表現されたインスタレーションを無料で鑑賞できるのでマルジェラ好きな方はもちろん、アートが好きな方は楽しめると思います。アートもファッションも好きという方にはブッ刺さる展覧会間違い無しです。
無料とはいえ、会期は2週間弱と短く、これから映え写真が好きな人たちに広まっていき枠も埋まっていってしまうきがします。気になった方は早めに予約して行くことをおすすめします。
ということで、「シネマ・インフェルノ」の超個人的なオススメ度は…。
★★★★☆
あくまで私個人の感想ですが、参考にしていただければ幸いです。
これからも少しずつアートやファッション関係の記事を書いています。
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